格闘ゲーム『スカルガールズ』は、Lab Zero Gamesの新作アクションRPG『Indivisible』の発売日が日本時間10月9日に決定したことを発表した。プラットフォームはPlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、PC(Steam)。Steamでの価格は4280円だが、現在10パーセントオフの3852円で予約を受け付けている。なお、Nintendo Switch版のみ発売日はカミングスーンとなっている。
本作はクラウドファンディングを通じて開発資金が集められ、日本語の対応も発表されていたが、Steamのページでは記事執筆時点で日本語へは未対応となっている。これまでに公開されたデモでは日本語ローカライズが行われているため、後日対応となると思われる。
『Indivisible』は、『ヴァルキリープロファイル』や『スーパーメトロイド』に影響を受けたアクションRPGだ。『スカルガールズ』で好評を博したゲームエンジン「Z Engine」を使用しており、キャラクターの滑らかな動きや雰囲気は本作にも引き継がれている。
主人公アジュナは、ある田舎町の外れで父親から武芸を仕込まれながら育った少女だ。故郷が部族に襲われたことから、特定の人物を自分の中に取り込む能力に目覚める。取り込まれた人々はインカネーション(化身)と呼ばれ、戦闘でアジュナと共に戦ったり、アドバイスをしたりスキルを授けて冒険を助けてくれる者もいる。
ゲームプレイは2Dステージを走り回る横スクロールアクションのような移動パートがあり、敵と接触するとシンボルエンカウント制で戦闘が始まる。戦闘開始前に攻撃を当てれば戦闘開始時に有利になるといった点や、4人パーティの攻撃がそれぞれボタンに対応して攻撃するといった点は『ヴァルキリープロファイル』によく似ている。
だが、実際の戦闘は『ヴァルキリープロファイル』とは大きく異なっている。各キャラクターは固有の行動値とゲージを持っており、一度行動するとひとつを消費、時間が経てばひとつ回復する。攻撃ボタンと方向キーを組み合わせることで敵を打ち上げたり、魔法で攻撃したりといった異なる行動を取る。よって、コンボを繋げるためにあえて攻撃のタイミングを遅らせ、全員で一斉に攻撃するといったような戦術が有効な場面も多い。
敵の攻撃は基本的にダメージが大きく、まともに受ければ大ダメージとなる。そのため、敵の攻撃は防御しなければならない。敵の攻撃時にそれを受けるキャラクターのボタンを押すと防御できる。攻撃に合わせて防御すれば、更にダメージを減らしイディを多く得る。
イディとはコンボを繋げたり敵の攻撃をちょうどよくガードすると貯まる必殺技ゲージだ。最大3つストックでき、消費することで強力な必殺技を使える。
『スカルガールズ』のLab Zeroらしく、格闘ゲームのエッセンスをふんだんに取り入れた戦闘システムとなっている。
幾度かの延期を乗り越え、ついに発売日が決定した『Indivisible』。Steamでは予約がスタートしたが、他のプラットフォームでも順次予約がスタートする。買おうと思う方は、自分の好きなプラットフォームで予約が始まるまで待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸