gamescom 2019のオープニング・ナイトライブに、『Death Stranding』を開発中の小島秀夫監督が登壇し、初公開となる同作のキャラクター情報やゲームプレイ映像を紹介した。
Unreal! @HIDEO_KOJIMA_EN just introduced two character videos for Death Stranding: Mama and Bridge Baby! #openingnightlive pic.twitter.com/QPhZlJDnSM
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.@HIDEO_KOJIMA_EN shows us @RealGDT as Deadman in Death Stranding! #openingnightlive pic.twitter.com/3wUUDIrm1U
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新たに情報が公開されたキャラクターは、マーガレット・クアリー氏が演じる「MAMA」と、ギレルモ・デル・トロ監督演じる「Deadman」、そして「BB」の3人。ゲーム中では、メインストーリーだけでなく、登場する多彩な登場キャラクターの物語や伏線が複雑に絡み合って、『Death Stranding』の物語になっていくという。
さらに小島監督は、本格的なゲームプレイは9月12日より始まる東京ゲームショウ2019でお披露目するとした上で、「ちょっとだけ」と約2分間のゲームプレイを公開した。
Don't forget to rock the baby! @HIDEO_KOJIMA_EN just debuted a 6 minute gameplay clip from Death Stranding on #OpeningNightLive! pic.twitter.com/ef3XlumwJ4
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映像では草原で眠るサムが起き上がり、これまでの映像では一切披露されなかった“放尿シーン”が突如映し出され、カメラの視線から逃げるように動き回るサムが会場の笑いを誘った。サムの隣にメーターで表示された尿量が少なくなると、サムは「タンクは空だ」と言い放ち、さらにその場にはキノコが生えてくる。
小島監督によれば、この尿意はただのコメディ要素ではなく、ゲーム中において重要な要素のひとつとなるそうだ。人が近くにいる状態ではできず、ある種の武器として使え、さらにはゲームの重要なキーである「人々をつなげること」にもなるという。ほかのプレイヤーが同じ場所で放尿すると、なにか良いことが起きるようだ。
続いてゲームプレイ映像では、サムがサイドクエストをこなす様子が映し出された。旅の途中では「プレッパーズ」と呼ばれる、ひとりで隠れ住む人々と出会うことがある。本筋とはあまり関わりのない人もいるが、彼らを助けることで見返りがある。
動画に登場したプレッパーズは、家にルーデンスの絵を描いた「ルーデンスファン」。gamescom 2019のナイトライブの司会を務めたジェフ・キーリー氏がカメオ出演し演じている。このルーデンスファンはゲームでは比較的探しやすい場所に住んでいるという。
またゲームプレイ映像の最後には、サムが誤って崖の下に転落してしまい、中に入っていたBBがストレスから泣き出してしまう様子が披露された。この際にプレイヤーは、DUALSHOCK 4のモーションコントロールを使って、BBをあやすことになるという。早く動かしすぎると怒られるので、優しくあやす必要がある。
登壇中、小島監督が繰り返し強調したのは、これまでも伝えてきた「つなぐ」というキーワードだ。ゲームプレイを通じてほかのプレイヤーともつながるというコンセプトは、今回のナイトライブでも少しずつ明かされている。プレイヤーはサムとして分断された町と町、人と人を東から西へつなぐのが目的だが、ゲームの世界をつないでいく中で、プレイヤーたちをもつなぐ仕掛けが施されているという。
なお、gamescomの会場ではサムとプレイヤーがゲームで何をしなければならないのかをわかりやすく説明するブリーフィング動画も上映されているという。『Death Stranding』は11月8日、PlayStation 4で発売予定だ。
ライター/古嶋誉幸