米カプコンは、海外向けに『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』(Mega Man Zero/ZX Legacy Collection)を発表した。
ゲームボーイアドバンスでリリースされた『ロックマン ゼロ』シリーズの4作品、ニンテンドーDSでリリースされた『ロックマン ゼクス』、『ロックマン ゼクス アドベント』の6本が収録されたタイトルだ。対象プラットフォームはPlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、PC(Steam)。価格は 3917円。2020年1月23日に発売予定。Steamではストアページもオープンしている。
Steamでは予約特典としてDLC「ロックマン ゼロ&ゼクス アルティメットリミックス」が付属する。ゲーム中の6曲のBGMが変更され、ミュージックプレイヤーにこれまでのコンポーザーが制作したスペシャルアレンジトラック4曲が追加される。このDLCは後日販売される可能性もあるが、予約者には無料で配布される。
MISSION START! Mega Man Zero/ZX Legacy Collection brings six intense action games to PS4, XB1, Switch, and PC on January 21st, 2020!
— Mega Man (@MegaMan) August 27, 2019
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『ロックマン ゼロ』は『ロックマンX』シリーズの100年後を舞台に、『ロックマンX』で主人公のひとりだったゼロを主役にしたアクションゲームだ。ほかのシリーズ同様2Dアクションゲームだが、武器や冒険を助けてくれるサイバーエルフの成長要素を導入したことが大きな特徴だ。
属性による三すくみや、仲間を助けたりデータを回収するといったミッションをこなして先に進むなど、それまでの『ロックマン』や『ロックマンX』シリーズとは少し雰囲気の異なるゲームになっている。
『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』には、ゲームが難しくて進めないというプレイヤーのために「カジュアルシナリオモード」と「セーブアシスト」が新たに搭載される。
「カジュアルシナリオモード」では、ゲームのコア部分のゲームプレイは変更されないが、キャラクターがパワーアップし、残機が増え、トゲや落とし穴といった即死トラップが即死ではなくダメージに置き換えられている。「セーブアシスト」はミッション途中に自動でセーブされるようになる。
ドット絵をなめらかに変更するフィルター機能や、ニンテンドーDSの2画面を利用した操作方法を1画面向けにアレンジするなど、ゲームプレイの面でも様々なアレンジが加えられている。ミュージックプレイヤーやシリーズのアートを鑑賞できるギャラリーモードといったゲーム外での追加要素も存在する。
また、詳細は今後少しずつ明かされるとして、対戦モード「Zチェイザー」の導入も発表された。トレイラーでは2画面でCPUとどちらが早くステージを攻略できるかレースをしている様子が確認できる。ワールドレコードとプレイヤーの個人レコードも表示されているため、世界中のプレイヤーと速度を競うことができそうだ。
約4000円でシリーズ6作に加え、多くの追加要素を搭載した『ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』はかなりお得なパッケージといえるだろう。発売まではまだ4ヶ月ほどあるが、興味がある方は好みのプラットフォームでゲームがリリースされるのを待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸