ソニーインタラクティブエンタテイメントは、10月1日付けで取締役の盛田厚氏が退任し、武田和彦氏が新任することを発表した。またフォワードワークスも合わせて、9月30日付けで代表取締役社長を務めていた盛田厚氏が退任し、10月1日付けで代表取締役社長に植田浩氏が就任することを発表している。
盛田厚氏は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア プレジデントとして、日本国内のプレイステーション関連の発表会では、ゲーマーではおなじみの人物だろう。PS4やPS Vitaの発表会のときには率先して新製品のアピールを自らしていた。
盛田厚氏は、盛田和昭氏の二男であり、盛田和昭氏の兄は盛田昭夫氏、ソニーの創業者のひとりである。余談になるが、パン製品「Pasco」(パスコ)で有名な敷島製パンは、盛田家とゆかりが深く、盛田厚氏は敷島製パンの取締役も兼任している。
なおフォワードワークスの新社長となった植田浩氏は2018年から、SIEでSVP(シニア・バイス・プレジデント)、ジャパンアジアパブリッシャー&デベロッパーリレーション部門の部門長、ジャパンマーケットビジネスプランニング部の部長を兼任していた人物である。
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25年もの長きにわたってプレイステーションを支え続けた盛田厚氏の退任はゲーマーにとっては少々寂しいものになるかもしれない。
ライター/福山幸司