Blizzardが人気シューターの続編『Overwatch 2』を発表。新たな対戦モードに加えて協力プレイのストーリーコンテンツが登場

 Blizzard Entertainmentは11月2日、人気アクションシューティングゲームの続編『Overwatch 2』を、同社のゲーミングコンベンション「BlizzCon 2019」で発表した。

(画像はYouTubeより)

 『Overwatch 2』は、競技性を重視したオンライン対戦ゲームというカラーから一転。最大4人の協力プレイによるストーリーコンテンツが豊富に追加されている。これまでナラティブムービーやコミック、小説をとおしてのみ描かれてきた『Overwatch』の世界観とヒーローたちの物語を、「ストーリー任務」と「ヒーロー任務」の中で堪能できる。

 ストーリー任務では、オーバーウォッチメンバーに新世代のヒーローが参加し、新生オーバーウォッチ誕生の物語が描かれる。プレイヤーは4人プレイの任務の中で異なるヒーローたちとチームを組み、世界中で勃発する新たな脅威と対峙することになる。

 一方、ヒーロー任務はリプレイ性の高いゲームモード。プレイヤーはお気に入りのヒーローをレベルアップさせて、より強力なオプションでキャラクターをカスタマイズできる。たとえば、ラインハルトの「ファイア・ストライク」で周囲の敵を炎上させたり、トレーサーの「パルス・ボム」で高威力の連鎖爆発を引き起こしたりできるようになるといった具合だ。

 もちろん、『Overwatch』のメインコンテンツであるオンライン対戦がなくなるわけではない。これまでどおりプレイできる6対6の対戦モードでは、前作のヒーローやマップ、モードをはじめ、プレイヤーの実績や獲得アイテムといったコレクションはすべて引き継がれる。

 複数のプレイアブルキャラクターやマップも新たに追加される。その中の1つが、新たな対象型のマップタイプ「プッシュ」だ。このルールでは、2つのチームが中央に配置されたロボットの制御権を奪い合う。敵拠点に向かってロボットを移動させ、最終地点まで押し進めたチームの勝利となる。

 特筆すべきは、『Overwatch 2』が発売された後も、既存の『Overwatch』コミュニティは継続してサポートされるという点だ。『Overwatch』と『Overwatch 2』のプレイヤーはオンライン対戦でマッチングする仕組みで、これまでのコミュニティが分断されることはない。さらに、新たに追加されるヒーローやマップは、前作のプレイヤーも利用できる。

 『Overwatch』は、2016年に発売されたチーム対戦型アクションシューティングゲーム。2015年にベータ版としてPC向けにサービスを開始した後、PlayStation 4とXbox One(日本では未発売)向けにもリリース。eスポーツの競技として大いに盛り上がり、「The Game Awards 2016」と「D.I.C.E. Awards 2016」ではゲーム・オブ・ザ・イヤーに輝いた。また、2019年10月16日からは、Nintendo Switch版のダウンロード販売が始まった。『Overwatch 2』も前作同様にPC、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchと、すべてのプラットフォームに対応している。

 なお、『Overwatch 2』に関しては、「BlizzCon 2019」を前に同社が社内外のイベントスタッフ宛に送った資料の中に非公開情報が含まれていたことから、一部メディアやジャーナリストの報道をとおして以前からゲーム内容の詳細が確認されていた。

 こうした背景から、イベント当日はゲームディレクターのJeffrey Kaplan氏が、「恥ずかしながら本日発表することになっている内容を忘れてしまいました。だけどネットを見れば全部載っていて助かります」と、自虐ジョークを交えたオープニングトークで会場を大いに沸かせた。

ライター/Ritsuko Kawai

ライター
Ritsuko Kawai
ライター・ジャーナリスト。カナダで青春時代を過ごし、現地の大学で応用数学を専攻。帰国後は塾講師やホステスなど様々な職業を経て、ゲームメディアの編集者を経験。その後、独立して業界やジャンルを問わずフリーランスとして活動。趣味は料理とPCゲーム。ストラテジーゲームとコーヒーが大好き。
 
Twitter: @alice2501
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