先週、『Undertale』のライブイベント「Undertale LIVE」が2020年1月11日にシカゴのスチュードベーカーシアターにて行われることが発表されたが、海外メディアKotakuによってその内容がより詳しく報じられている。
Announcing @UnderTale LIVE: An interactive musical adventure based on @tobyfox's indie video game hit. WORLD PREMIERE Jan 11, Studebaker Theater Chicago. Do you have ❤️? Tix and details: https://t.co/1mquE34JIR @AWRmusic @ericrothmusic @MateriaColl pic.twitter.com/KbOm81s4mC
— Undertale LIVE (@undertalelive) November 12, 2019
『Undertale』はさまざまなメタフィクションを内包した見下ろし視点のRPGだ。「誰も死ななくていいやさしいRPG」というキャッチコピーの通り、モンスターとの戦闘は戦うだけでなく平和的にも解決できる。戦闘でのプレイヤーの選択によって誰も殺さない平和主義ルート、すべてを殺す虐殺ルート、そのどちらでもない中立ルートの3つに分岐する。
「Undertale LIVE」もゲームの特徴を踏襲。観客の投票による選択でルートが分岐、3つのエンディングに到達するという仕掛けが用意されている。選択肢によってルートが変わるため、その結果ライブで聞ける曲が変化する。観客は自身の良心に従って最良のエンディングを目指すか、あるいは自分の聴きたい曲のために選択するか悩むことになるだろう。
Kotakuとのメールインタビューにて、フィフスハウスアンサンブルのアーティスティックディレクターであるダン・ヴィスコンティ氏は、ライブのタイムラインをさかのぼり、より良いエンディングにたどり着けば、秘密のアンコールを獲得できるかもしれないと語っている。
現在シカゴの公演のみが発表されているが、2020年に少なくともあと2回の公演が予定されているという。選択によって変化するライブのため、同じライブはふたつとしてない。シカゴでのフィードバックを元に、ライブをよりよい体験へと改善することも約束している。
楽しい仕掛けが用意された「Undertale LIVE」だが、シカゴの公演はすでにソールドアウト。まだ未発表ではあるが、見たいという方は次回以降のライブを待つ必要がある。公式ページでは最新情報を発信するメーリングリストも用意されているので、見逃したくないという方はそちらに登録してほしい。
ライター/古嶋誉幸