2019年5月に発売されたBloober Teamが開発するホラーゲームの日本語版『Layers of Fear 2 恐怖のクルーズ』(以下、Layers of Fear 2)が本日11月21日にNAパブリッシングよりリリースされた。対応プラットフォームはPlaystation 4で価格は3800円。日本語吹き替えの有無は明かされていない。
12月12日にはSteamでもリリースされる。英語版にもアップデートでの配布となるのか、別のソフトとして販売されるかなど販売形態は未発表だ。
『Layers of Fear 2』は一人称視点の心理的ホラーゲームだ。プレイヤーはトラウマを抱えたある俳優として、悪名高い映画監督の撮影する映画に出演するために豪華客船に招かれる。しかし、映画の撮影のはずが船内には誰もいない。船内を探索しながらなぜ自分が出演するのか、そして自身の過去を探る。
「あなたは俳優になった。だから、あなたは自分自身である必要はない」。人生の多くを他人として過ごす俳優にとって、自分とは一体何なのかを見つめ直すことになる。
『Layers of Fear2』は、ある画家の狂気の精神世界を描いた前作『Layers of Fear』と合わせて累計売り上げ400万本を超える大ヒットを記録している。Bloober Teamはこのほかサイバーパンクホラーゲーム『>observer_』や同名映画のスピンオフ『BLAIR WITCH』など、一人称視点のホラーゲームを多数リリース。また、『BLAIR WITCH』は12月3日にPlaystation 4での海外向けリリースが決定したことをTwitterで報告している。
ストーリー重視のゲームのため、日本語版リリースは日本のホラーゲームファンにとって僥倖だろう。あなたもこの豪華客船で、誰かを演じる狂気に挑んでみるのはいかがだろうか。
ライター/古嶋誉幸