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『モンスターハンターワールド:アイスボーン』が全世界累計出荷数400万本を突破。シリーズ全体での出荷数は6100万本を超える

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 カプコンは、『モンスターハンター:ワールド』の大型拡張コンテンツ『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の全世界累計出荷数が400万本を突破したと発表した。あわせて、本編である『モンスターハンター:ワールド』の累計出荷数は1500万本、『モンスターハンター』シリーズ全体の累計出荷数は6100万本を突破したとも発表している。

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(画像はSteam『Monster Hunter World: Iceborne』より)
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(画像はSteam『Monster Hunter World: Iceborne』より)

 『モンスターハンター』シリーズは、2004年から発売しているハンティングアクションゲーム。当時はネットワーク環境は整備されはじめた時期で、家庭用向けとして「誰でも参加できる多人数協力アクションゲーム」として、PlayStation 2で発売した。
 『モンスターハンター』は最初から大ヒットしたわけではない。オンラインで遊ぶことがまだ浸透しておらず、一部のコアユーザーからは支持されるに留まった。だが『モンスターハンターG』(2005)と継続的に発売することによって、徐々にその楽しさは口コミ的に広がることになる。

 転機を迎えたのは、携帯機のPlayStation Portable(PSP)用ソフト『モンスターハンター ポータブル』(2005)だった。PSPのアドホック通信機能によって対戦する敷居が下がり、より手軽にプレイできるようになった。
 さらに、プレイヤーが友達にゲームを紹介したり誘ったりすることで、プレイヤーは増加。『モンスターハンターポータブル 2nd』(2007)で初めてミリオンを突破し、追随する形で前作『モンスターハンターポータブル』のミリオンを達成させた。シリーズの続編『モンスターハンターポータブル 3rd』(2010)では、発売から一ヶ月で400万本を突破するメガヒットを記録した。

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(画像はSteam『Monster Hunter World: Iceborne』より)
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(画像はSteam『Monster Hunter World: Iceborne』より)

 以降、『モンスターハンター』シリーズは発売するたびに話題になるが、海外では日本国内ほど大ブームとなることはなかった。しかし、その風穴を開けたのはシリーズ最新作『モンスターハンター:ワールド』だ。PSPのような携帯機ではなく、据え置き機であるPlayStation 4で展開されたこの作品は、シームレスに繋がるマップや従来のシステムを見直したことにより、海外でも高い評価を得ている。

 こうして『モンスターハンター:ワールド』は、シリーズ内の他の作品だけではなく、『バイオハザード5』の750万本を大きく上回る、1500万本というカプコンでもっとも売れた作品となった。

 今回発表された『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の400万本という数字は、単体の作品だけでも大ヒットといえるが、これが大型拡張コンテンツであることを考えると、さらに凄まじい数字の記録といえそうだ。なお、この数字はコンソールのパッケージ版に加え、ダウンロード版、『モンスターハンターワールド:アイスボーン マスターエディション』のパッケージ版、ダウンロード版も含まれている。

 2020年3月20日から8月30日までUSJにて、VRコンテンツ『モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK』が開催される。『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の世界がVRで再現される予定だ。まだまだ拡張していく『モンスターハンターワールド』、これからもその波及力は見逃せない。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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