ポケモンは1月17日(金)、ふたつの公式YouTubeチャンネルで、音を聞いて楽しむ「ASMR」の動画を公開した。
ASMRとは、「Autonomous Sensory Meridian Response」の略称で、聴いていて心地よいと感じられる癒やしの音や、視覚から受け取る刺激的感覚を示す。代表的なものに「ダミーヘッドマイク」と呼ばれる機器を利用して、まるで自分が耳かきをされているかのような感覚を得られる「耳かきボイス」がある。そのほかにもキーボードのタイピング音やささやき声、咀嚼音など様々な音の種類があるが、感覚の受け取り方には好みによる個人差もある。
今回、ポケモンの公式YouTubeチャンネルに投稿されたひとつ目の動画は、「眠るヒトカゲといっしょに、焚き火の音に癒やされる」動画だ。これは、燃える火を眺める映像でもあることから、いわゆる「ユールログ」(暖炉の前にある椅子に座ってくつろぐだけの配信)の要素を持っている。
ひとつ目の動画では、焚き火が燃え、空気の流れによって火花が散る音とともに、ヒトカゲが尻尾で薪に火を点ける様子や、寝返りを打つ様子が非常に癒される映像となっている。
一方、子ども向けのチャンネルに投稿されているのは、「ハリマロンがおやつを食べる咀嚼音」の動画だ。
ひとくちに咀嚼音というと不快に感じる人は多いと思うが、ASMRにおける咀嚼音はスナック菓子を食べるときのサクサクとした音や、ウインナーのパリッとした音など、「美味しそう」と感じられる食べ物の音を収録しているものが多い。
ふたつ目の動画では、ハリマロンが嬉しそうにおやつを食べる様子が見られる。時々下の位置にあるおやつを取って、皿から落ちたおやつを拾い上げる様子が見られるほか、食べ終わったところになんとピカチュウがおかわりを持って登場。このあとハリマロンが喜びのポーズを見せるので、ぜひ1度見てみてほしい。
基本的にASMRは集中してみるものではなく、なにかの作業をしながら見て気分転換を図る目的や、寝る前に見てリラックスする目的で見るものなので、そういった時に見てみると、ふたつの動画をより楽しめるだろう。
ライター/ヨシムネ