ポーランドのゲーム開発スタジオTechlandは、オープンワールド型ゾンビサバイバルゲーム『Dying Light 2』の発売を延期すると発表した。当初は2020年春にリリース予定だった。現時点で新たな発売日は明らかにされていない。
Twitter上でTechlandは、発売を待ちわびているファンに謝罪しつつ、同社が『Dying Light 2』で掲げるビジョンを実現するにはさらなる開発時間が必要であると理由を説明している。さらなる詳細は数ヶ月以内に共有する予定だという。
Hey Survivors!
— Dying Light (@DyingLightGame) January 20, 2020
Here's the Dying Light 2 Development Update. pic.twitter.com/CKMkAe2eD7
『Dying Light 2』は、無数のゾンビが徘徊する広大なフィールドをパルクールの名手として生き抜く一人称視点サバイバルホラーゲームだ。シングルプレイでも遊べるが、4人までの協力プレイにも対応している。
ゲームに登場するゾンビは日光を嫌う。日中は日の届かない場所に潜み、太陽の光の中ではのろのろと移動する。しかし、日が暮れると映画『28日後…』のゾンビのように俊敏な動作でプレイヤーを追いかけ回す恐ろしい存在となる。より強力なゾンビも登場するため、日没後のフィールドは大変危険だ。
そんな危険を回避しながら目的をこなすための重要なアクションがパルクールだ。地上よりも安全な屋根を足場にして目的地へと向かったり、地上であっても素早い身のこなしでゾンビたちを回避できる。街に仕掛けられたトラップを利用しながらパルクールで街を走り回るゾンビチェイスは、大きな緊張感と達成感が得られる『Dying Light』シリーズの特徴的なゲームプレイとなっている。
前作では多くの場面で敵はゾンビだったが、最新作『Dying Light 2』では対人間の戦闘が増えていることも示唆されており、日中は人間を相手にし、日没や暗所ではゾンビを相手にするような場面が増えることが予想される。
延期は残念だが、名作である前作を超えるべく開発が続く『Dying Light 2』の続報を楽しみに待ちたい。
ライター/古嶋誉幸