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火星を舞台にしたクトゥルフ・ホラー『Moons of Madness』のPS4版が3月25日に発売決定。宇宙的狂気に蝕まれつつ、知的生命体のメッセージを解き明かせ

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 DMM GAMESは、火星探索とクトゥルフ神話をテーマにしたコズミック・ホラーゲーム『Moons of Madness』のPS4版の発売日を3月25日にすると発表した。価格は不明だが、参考価格として1月21日に発売済みのDMMで配信しているPC版の価格は税込2480円となる。

 本作はノルウェーのインディースタジオRock Pocket Gamesが開発した一人称視点のホラー・アドベンチャーゲームだ。舞台となるのは火星基地「インヴィクタス」。ここは知的生命体が発信したと思われる謎のシグナルを研究する研究所だ。

 主人公であるシェーン・ニューハートはそんな研究施設であることを知らずに駐在しているエンジニアだが、ある日、引き継ぎの貨物船を待っていると、突然、外部との通信が寸断され、基地の崩壊しはじめる。そしてシェーンの周りには超常現象が頻発し、狂気に蝕まれていく。

 Unreal Engine 4で再現された砂嵐が激しい赤い惑星の火星を舞台にしつつ、NASAの研究成果を丹念に参考にしてデザインしたという未来ガジェットが見所だ。H・P・ラブクラフトのコズミックホラーがモチーフとなっており、触手うごめく怪物が登場するが、あくまで戦闘よりも探索・逃亡がメインとなる。日記やメモなどの研究所に残された手がかりを調査して、知的生命体のメッセージの真相を究明するのがゲームの目的だ。ストーリー重視の作品なので、今回の日本語化は朗報といえるだろう。

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(画像は「Moons of Madness – DMM GAMES」より)
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(画像は「Moons of Madness – DMM GAMES」より)
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(画像は「Moons of Madness – DMM GAMES」より)
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(画像は「Moons of Madness – DMM GAMES」より)

 タイトルになっている「Moons」とは、火星の衛星であるフォボスとダイモスに由来しており、どのようにストーリーと絡んでくるのかが気になるところだ。なお本作はUIが制限されており、腕に装着したデバイスなどで自身の状態を確かめる。このあたりは『Dead Space』を想起させるだろう。

 いったい火星の研究所に何が起こったのか。はたして知的生命体は存在するのか。宇宙的狂気に恐れおののきながら、真相を探求してみよう。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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