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『流星のロックマン』や『逆転裁判』シリーズの児玉真佑氏、カプコンから退社したことを明らかに

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 『流星のロックマン』『逆転裁判』シリーズに携わったカプコンの児玉真佑氏が、「新たなチャレンジ」のため、カプコンを2月末で退社したことをTwitter上で伝えた。

 児玉氏は、『流星のロックマン』ではゲームデザイン、また『流星のロックマン2』『流星のロックマン3』ではシナリオに携わっている。『流星のロックマン』に登場する「レジェンドマスター・シン」というキャラクターは、児玉氏がモデルとなっており、イベントでは児玉氏がコスプレを披露したこともある。また『流星のロックマン』の主人公・星河スバルが住んでいる「コダマタウン」も児玉氏に由来しているようだ。

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(画像はAmazon「流星のロックマン ペガサス(特典無し)」より)

 ほかにも『逆転裁判』シリーズにも多数携わっており、『逆転裁判123 成歩堂セレクション』のディレクター、『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』のリードプランナーとマネジメント、『レイトン教授VS逆転裁判』のゲームデザインを担当して、『逆転裁判』シリーズの生みの親・巧舟氏を支えつづけた。

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(画像はYouTube「『逆転裁判123 成歩堂セレクション』2ndプロモーション映像」より)

 『逆転裁判』の公式サイトでは、『逆転裁判123 成歩堂セレクション』のディレクターとして開発コラムを寄稿しており、本作がどのように240ドット×160ドットから1920ドット×1080ドットへの高解像度を果たしたのかを披露している。

 児玉氏は、次なる活躍の場は明らかにしていないが、Twitterでは「これから『逆転裁判』シリーズを外から応援したい」との抱負をのべている。また最後の仕事は、2月の退社ということもあり、『大逆転裁判』ファンから送られてきたチョコレートの集計と、スタッフへの配布会だったという。

 児玉氏の「新たなるチャレンジ」の内実が気になるところだが、これからの活躍を期待したい。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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