『幻想郷萃夜祭』のWhy so serious?と『Touhou Luna Nights』のTeam Ladybugが共同開発した作品『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』がSteam早期アクセスを開始した。価格は税込で通常1320円、3月20日(金)までは10%オフの税込1188円。
Steamフォーラムでは、バグ報告や要望を受け付けている。早期アクセスは4ヶ月程度を予定しており、最初のステージと、2体のボスが用意されている。所要プレイ時間は1時間弱で、フルバージョンは最終的に1.5倍~2倍の価格に設定される予定だ。
『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』は、水野良氏原作のファンタジー小説『ロードス島戦記』を元にした2Dアクションゲーム。見知らぬ場所を探索し、さまざまなアイテムや能力を手に入れてさらに広範囲を探索していく、いわゆるメトロイドヴァニアに属する。本作では、2019年8月に発売された新作小説『ロードス島戦記 誓約の宝冠』に至る空白の期間が、新たな物語として描かれる。
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(画像はSteam『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』より)
主人公は、原作小説にも登場するエルフの「ディードリット」。“エルフと言えば長い耳”というイメージの原型といわれるキャラクターだ。ゲームでは剣と弓を使った攻撃のほか、使役する精霊を切り替えて戦う。
精霊には属性が定められており、風の精霊シルフを使役している時は風攻撃に対して強く、炎の精霊サラマンダーを使役している時は炎攻撃に対して強くなる。また、シルフを使役している間はホバリングが可能になり、特定の場所を通過できる。精霊は敵を攻撃する、あるいは倒すことで見つかる「ソウルスクリーム」を吸収してレベルアップする。
つまり精霊は、攻撃、防御、そして探索とメトロイドヴァニアの主だった特長すべてに関わる重要な要素だ。
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(画像はSteam『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』より)
2Dアクションゲームの製作に定評のあるデベロッパーによる、“ファンタジー小説の金字塔”と称される作品のゲーム化。発表されたときから待ちわびていた方も多いだろう。
なお、早期アクセス版ではバグや不具合が見つかる可能性もある。これらを発見した際には、Steamフォーラムから報告して、開発の手助けをしてほしい。
ライター/古嶋 誉幸