いま読まれている記事

Atariが仮想通貨「アタリトークン」を8月から一般向けに販売開始。“アタリカジノ”で利用可能、将来的にはゲーム内アイテムの取引にも

article-thumbnail-200317i

 Atariは、仮想通貨「Atari Token」(アタリトークン)を8月1日から販売することを発表した。5月15日には公開プレセールを実施する予定とされている。また、それまでに通常のプレセールも複数回実施されるという。

 アタリトークン自体は2017年12月にAtariより発表され、翌年2月には詳細が公開。当時は同社の株価が60%上昇するなど注目を浴びたが、その後は音沙汰がない状況が続いていた。

Atariが仮想通貨「アタリトークン」を8月から一般向けに販売開始。“アタリカジノ”で利用可能、将来的にはゲーム内アイテムの取引にも_001
(画像はAtari公式サイトより)

 発表当時に語られていたように、アタリトークンはカジノでも使用できる点を特徴としてアピールしており、新たに公開された販売サイトでもその概要が伝えられている。ユーザーは「アタリカジノ」(Atari Casino)にて、ルーレットやポーカー、ブラックジャックといったゲームでアタリトークンを使用できる。

 また、ユーザーのスキルによって勝利する確率が上昇するような“革新的なギャンブルゲーム”にも取り組んでいるとされている。公式サイトを読み限りでは、ほかのプレイヤーと競合してアタリトークンを取り合うようなシーンも想定しているようだ。

 なおアタリトークンはほかの仮想通貨と両替可能であり、公式サイトでは「ビットコイン」、「Ethereum」、「Litecoin」、「Ripple」が“Atariが認めた”ものとして表記されている。

 このほか公式FAQでは「アタリトークンとビットコインの違い」では、複製しコピーできないようなゲーム内アイテムをアタリトークンで取り引きする方向性も示された。同社はカジノのギャンブルゲームとともにアタリトークンをスタートさせ、最終的にはほかのゲームや業界へと拡張していく意向を示している。

Atariが仮想通貨「アタリトークン」を8月から一般向けに販売開始。“アタリカジノ”で利用可能、将来的にはゲーム内アイテムの取引にも_002
(画像はAtari公式サイトより)

 Atariは1972年に設立され、ビデオゲーム『ポン』や『ブレイクアウト』を手掛けた企業として知られる。ただし現在のAtariは複雑な権利の移譲を経て生まれており、フランスの企業インフォグラムの子会社である「Atari Interactive」が今回アタリトークンを発行した会社に当たる。現Atariは復刻機「Atari CVS」や、ゲーマー向けホテル「Atari Hotel」なども近年展開している。

文/tnhr

ライター
Atariが仮想通貨「アタリトークン」を8月から一般向けに販売開始。“アタリカジノ”で利用可能、将来的にはゲーム内アイテムの取引にも_003
メイプルストーリーで人との関わり方を学び、ゲームのゲームらしさについて考えるようになる。主にRPG、アドベンチャーゲーム、アクションゲームの物語やシステムに興味のある学生。
Twitter:@zombie_haruchan

この記事に関するタグ

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

Amazon売上ランキング

集計期間:2024年4月26日13時~2024年4月26日14時

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ