プロ格闘ゲーマー梅原大吾が『アンダーテイル』のプレイを生配信。5時間におよぶ死闘の末、サンズを撃破

 プロゲーマー梅原大吾をご存じだろうが。彼は「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネスに認定されており、ゲーム好きなら誰しもが名前を聞いたことのある存在だ。そんな彼はTwitch公式チャンネル「DaigoTheBeasTV」でゲーム配信を積極的に行っており、週に数回は彼の『ストリートファイターV』の腕前を拝むことができる。

 一方で彼はごくたまに他のゲームをプレイしており、以前にも『ピクミン3』『ファイアーエムブレム トラキア776』の配信を行っていた。最近は、他ジャンルのゲーム配信にも積極的で、特にその中でもウメハラが気に入ったゲームが『Undertale』(アンダーテイル)だ。配信開始時の定番ツイートである「スト5します」以外の文面に、多くのファンが驚き、注目したであろう。

 プロ格ゲーマーらしい名前の「たあぼ」でゲームを開始したウメハラ。冒頭のフラウィとのやりとりに対して、困惑した態度を隠し切れない。これがウメハラと『Undertale』との衝撃的な化学反応のはじまりとなった。

(画像は4/6/2020 Street Fighter V & Undertaleより)
(画像は4/6/2020 Street Fighter V & Undertaleより)

 序盤は簡単なパズル要素にも少し苦戦して、視聴者は若干心配していたが、ひとまず最初のボスのトリエルまでたどり着くことができた。まったく話しあいに応じてくれないトリエルに対して、「なんで、話しあいで解決しないんだよ!」と『Undertale』の洗礼を受けるウメハラ。弾幕の多さに発狂するその姿も、見物だ。

(画像は4/6/2020 Street Fighter V & Undertaleより)

 なんとかトリエルを逃がすことのできたウメハラは、適度な緊張感の中、雪道を進む。あまりにも気の抜けたサンズの登場に苦笑いを浮かべた。このステージはパズル要素が多く、ガイコツ二人組のギャグもかみ合わなかったのか、かなり苦戦する姿が見られた。このフロアのボスであるパピルス戦を残し、この日の配信は終了した。

(画像は4/6/2020 Street Fighter V & Undertaleより)

 2日目はパピルス戦からスタート。ここは難なく突破し、勢いそのままアンダイン戦も攻略する。水を求めるアンダインを完全に無視してサクサクと進める姿に、プロとしての判断力を感じる。

 ここまでくると大分慣れたようで、メタトンに対して「言葉遣い悪いな」や、戦闘中にかみがたを褒めるなど冷静な様子がうかがえた。

(画像は4/7/2020 Street Fighter V & Undertaleより)

 メタトンEXを倒すと、愛猫のライブ配信も開始。ウメハラ、猫、『Undertale』というゲーマにとって嬉しい娯楽の要素が完全に揃った。そのあとすぐのアズコア戦では「なんで戦うしかねえんだよ、最後は」と、格ゲーマーらしからぬ戦いを避ける発言に、視聴者も盛り上がりを見せる。

(画像は4/7/2020 Street Fighter V & Undertaleより)

 ついにラスボスのフラウィ戦。「バカだね」と言われたときの表情がたまらなく、どのゲームをしてもいいリアクションをしてくれるウメハラの配信者としての能力に脱帽する。フラウィ最終形態の姿に「急にグラフィックが凝り始めた」と、ここでも謎の視点でのコメントに、視聴者は総ツッコミを入れる。

 無事エンディングに到達するウメハラ。とても気に入った様子で「やってよかった。オススメしてありがとう。」と感謝の言葉を述べる。もともと『MOTHER』シリーズが好きらしく、その要素を終盤に感じていたらしい。なんと二週目もプレイをするという宣言を残し、そのまま『ストリートファイターV』の配信に移行した。この配信では、カゲ、ガイルの2キャラクターで20連勝を達成している。

(画像は4/7/2020 Street Fighter V & Undertaleより)
(画像は4/7/2020 Street Fighter V & Undertaleより)

 そして同日、なんと配信時間が13時間に差し掛かろうとする時、黙々と『Undertale』の2週目Pルートの準備をはじめた。
 そして1時間ほどですべてのフラグを回収。あまりにも恐ろしい集中力。ギネスブックにのる男は伊達ではなかった。

(画像は4/7/2020 Street Fighter V & Undertaleより)

 最終日は「しんじつのラボ」からスタート。不穏な空気のステージながらも落ち着いて突破する姿を見せる。

 誰も殺さない「Pルート」のラスボス、アズリエル・ドリーマーとの闘い。なぜかここで察しの悪さを発揮し、慰めなければいけない「まよえるタマシイ」を4分間も殴り続けてしまう。他は、特に苦戦することもなく20分ほどで突破。クリア後は、今まで通ったステージのキャラクターにしっかりと声をかけていく律義さもみせた。

(画像は4/8/2020 アンダーテール Undertaleより)
(画像は4/8/2020 アンダーテール Undertaleより)

 そして、なんとそのまま三週目「Gルート」に突入。コメント欄には「PルートからGルートをプレイするのは心がつらい。」という類いのコメントが並ぶが百戦錬磨のウメハラのメンタルは強く、バシバシと敵を切りつけていく。

(画像は4/8/2020 アンダーテール Undertaleより)

 全体を通して大きくつまずくことなくプレイをしていたウメハラはついに「Gルート」のラスボス、サンズにまでたどり着く。そして、サンズの圧倒的な強さになすすべなく、「ん?」という言葉だけを発し、その瞬間に超長期戦に及ぶことは誰もが察した。実際にプレイしたことがある方ならわかるだろうが、「Gルート」の8割以上、人によっては『Undertale』のプレイ時間の半分以上の時間はサンズ戦に使われるほどの難易度だ。ウメハラはいったい、攻略して配信を終えることができるのか、この段階ではだれも予想することができなかった。

(画像は4/8/2020 アンダーテール Undertaleより)

 視聴者は数時間にわたって、名曲「MEGALOVANIA」と、ウメハラの断末魔を聞き続けた。やはりパターンを叩きこむ能力が凄いのか、メキメキと腕前が上達する上に、何度死んでも楽しそうにプレイするので見ていて飽きず、応援のコメントも絶えることはなかった。

 まさに死闘。多くの人が見守る配信から約10時間、サンズ戦がはじまってから5時間。ついに、撃破した。視聴者数は5000人を突破。まさに背水の逆転劇とも呼べるサンズとの戦いに終止符を打った。

(画像は4/8/2020 アンダーテール Undertaleより)

 この後の解釈が分かれるエンディングは相変わらずの即答で、最後の最後までウメハラらしさを感じることができた。

 18時間を超えるウメハラの『Undertale』配信。3日で全ルートをクリアする集中力と根気、配信者としてのリアクションやコメントの面白さ、普段の格ゲーをやっているときに見れない魅力が詰まった配信であった。ウメハラは他にも『Detroit Become Human』『ダックソウル』など最近は積極的に格ゲー以外のゲームを配信していて、どれもオススメだ。

 現在は特に、自宅で楽しめるための娯楽を提供し続けるたくさんの配信者が注目されている。その中でも、意外な組み合わせによる珍しい配信も増えてきている。今まで触れてきていない配信者やゲームに多く触れることのできる良い機会に、読者もプレイの幅を広げてみてはどうだろうか。

文/tnhr

ライター
メイプルストーリーで人との関わり方を学び、ゲームのゲームらしさについて考えるようになる。主にRPG、アドベンチャーゲーム、アクションゲームの物語やシステムに興味のある学生。
Twitter:@zombie_haruchan
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