『あつまれ どうぶつの森』のマイデザインが、多くの人々の創造性を刺激し続けている。ゲームの世界を再現する可愛らしいジオラマ製作で知られるTwitterユーザーのろぜ氏が、今度は『あつまれ どうぶつの森』で「レッド・グリーン」から「ダイヤモンド・パール」までの『ポケットモンスター』(以下、ポケモン)のマップを再現して大きな話題となっている。
やったーー!!!
— ろぜ (@FLRSP_sgrsgr72) April 19, 2020
ポケモン赤緑〜ダイパまでの思い出を詰め込んだ島が完成しました!
マイデザイン50個という限られた枠の中でなんとかして懐かしの場所やネタを表現してみました。
たくさんの人に見ていただけたら嬉しいです。#どうぶつの森 #AnimalCrossing #ACNH #マイデザイン #あつ森 pic.twitter.com/J42xqkI0uW
動画では初代『ポケモン』の「1ばんどうろ」が当時を懐かしく思い出させてくれるモノクロのグラフィックで再現されており、40秒ころからはポケモンをふ化させるために多くのプレイヤーが往復したという、いわゆる「廃人ロード」と呼ばれる道路を見ることができる。
また、動画の最後には、『ポケモン ダイヤモンド・パール』の裏技で行ける「なぞのばしょ」が再現されている。波乗りバグを利用して行ける暗黒世界で、特定の操作を行うと、伝説のポケモン「ダークライ」の住むしんげつじまにワープできるというものだ。
インターネット上にはデマ情報も多く、多くのプレイヤーが泣かされたバグでもある。それだけに印象に残っている方も多いだろう。
すべてが「マイデザイン」による2D絵ではなく、建物や地形を利用してゲームの雰囲気が再現されている。マイデザインが上限50枚なので、こうしたテクニックを使って補っているようだ。また、動画では廃人ロードを往復したり、むらびとがほとんど斜め方向への移動しないという点も楽しい仕掛けとなっている。『ポケモン』シリーズは完全3D化する『ポケモン X・Y』まで斜めの移動はできなかった。
単純にマップとして再現しているだけでも楽しいが、こうした細かいネタを探すのも楽しく、1分の動画だが何度も見返したくなる。
リプライでは当時を知るプレイヤーからの多くの賞賛が寄せられており、「廃人ロード」や「なぞのばしょ」への反応も多い。また、『ポケモン ブラック・ホワイト』が無いことを嘆く声もあるが、上限が50枚のマイデザインではすべてに手を出すのは難しかったようだ。マイデザインの上限解放を望む声は多いので、アップデートで追加されることを願うばかりだ。
『あつまれ どうぶつの森』で思い出の場所を再現するプレイヤーは多い。『ポケモン』のマサラタウンや『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の全体マップなど、力作が目白押しとなっている。
ゲームでなにを作ろうかと迷っている方は、思い出の場所を再現してみるのはいかがだろうか。
ライター/古嶋誉幸