Armor Games Studiosは、2Dアクションゲーム『ITTA』のNintendo Switch版の配信を開始した。価格は税込1520円。Steam版も4月23日(木)から配信される。
『ITTA』の舞台は不思議な庭園。ある日、少女「イッタ」が目を覚ますと、なぜか家族が血まみれの姿で死んでいる。なぜ自分がここにいるのか、なぜ家族が死んでいるのか、なにもわからず戸惑っているイッタの前に、幽霊のようにふわふわと浮いた白いネコが現れる。イッタがネコに導かれた先には、恐ろしい力を持った怪物が。この怪物を倒すと、家族は戻ってくるのだろうか。何もわからないまま、イッタは父が遺したリボルバーを片手に立ち向かっていく。
本作は、ピクセル調のアートデザインを特長とする2Dアクションシューティングゲームで、初代『ゼルダの伝説』や『Nuclear Throne』、『Titan Souls』といった作品から影響を受けている。敵は18体のボス戦のみで構成されており、敵が繰り出す大量の弾幕を避けつつダメージを与える、いわゆる「“弾幕系”シューティング」の要素を持つ。最初の武器はリボルバーだけだが、ゲームの進行に応じて爆弾などの装備がアンロックされていく。
開発を担当したインディースタジオGlass Revolverは、Jacob Williams氏が単独で運営しているスタジオで、今作が商業デビューとなる。ストーリー重視のゲームではないが、少女イッタの個人的な戦いをテーマに「ほかではない体験を提供したい」と語っている。
『Hyper Light Drifter』や『Titan Souls』など、昨今のインディー2Dアクションを愛好している人なら、プレイするのはマストな作品といえそうだ。
ライター/福山幸司