映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の原作者のひとりであり、海外メディアPC Gamerの元編集長としても知られるゲイリー・ウィッタ氏は、『あつまれ どうぶつの森』(以下、あつ森)を利用した深夜トークショースタイルのポッドキャスト「Animal Talking」を配信している。
エピソード11のゲストには、“マチェーテ”ことダニー・トレホ氏、『ロード・オブ・ザ・リング』の主人公フロドを演じたイライジャ・ウッド氏、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にも出演したグレッグ・グランバーグ氏が出演する豪華回となった。
番組は約2時間にわたり『あつ森』で作られた番組セットで収録され、とくにおもしろいシーンはハイライトとして20分ほどの動画にまとめられている。
最初に登場したのはダニー・トレホ氏。若いころは麻薬などの犯罪に関わり何度も刑務所に入れられた経歴を持つが、のちに更生し数多くの映画に出演、現在は「トレホズタコス」というタコスチェーンも経営するなど成功を収めている。
かなり厳つい風貌のトレホ氏だが、『あつ森』で表現された氏のキャラクタービジュアルはとても可愛らしい。ウィッタ氏も早速見た目に対して「スクリーンだとタフガイだけどゲームだとテディベアみたいだね」と語り、トレホ氏も大笑いしている。
ウィッタ氏はルーカスフィルムにそれほど影響力は無いと前置きしながら、トレホ氏を『スターウォーズ』ユニヴァースにイカした賞金稼ぎ役として連れて行きたい意向を語っている。うまくいけば『マンダロリアン』のシーズン2以降に氏が演じる賞金稼ぎの活躍が見られるかもしれない。
気になるトレホ氏の『あつ森』生活だが、外見に反して至って平和のようで、とくにお気に入りのキャラクターはスネーク(モモチ)という忍者の格好をしたピンクのウサギと、フロー(レイラ)というペンギンだとしている。ウィッタ氏は彼らを食料として見ているのか、それとも友人として見ているのかと質問しているが、もちろん友人として扱っているようだ。
ゲーム好きとしても知られるイライジャ・ウッド氏は、セガへの愛を語っている。メガCDやドリームキャストが大好きで、ウッド氏はその中でも『Jet Grind Radio』(海外版『デ・ラ・ジェット セット ラジオ』)がお気に入りなのだという。
『あつ森』の話では、ウッド氏がカブ価が高騰したジェシカというプレイヤーの島に遊びに行き話題となったことが語られた。話題に上がったのは、やはりウッド氏の礼儀正しい振る舞いだ。何かをする場合は必ずホストであるジェシカ氏の許可を取り、ファンサービスも忘れない振る舞いは話題となった。ウッド氏はこれを「現実でも礼儀正しくあろうと思っています」と、こともなげに語っている。
番組にはサプライズゲストとして件のジェシカ氏も参加した。カブ価が縁となって一躍有名人となった後の友人たちの反応や、『スターウォーズ』の話などのあと、最後にはトレホ氏も巻き込んでなぜか参加者全員でぐるぐると回り出すという謎の盛り上がりを見せた。
https://twitter.com/garywhitta/status/1261184032911417345?s=19
ゲームとは縁遠そうな意外な人物も楽しんでいる『あつ森』。難しい操作も不要で誰でも遊べる本作は有名人も含むさまざまな人に愛されているようだ。
ライター/古嶋誉幸