『Goat Simulator』で知られるCoffee Stain StudiosでPRマネージャー兼ゲームデザイナーを務めていたアーミン・アイブリサジッチ氏率いるDoubleMooseは、老人たちが暴れ回る箱庭アクションゲーム『Just Die Already』を発表し、トレイラー映像を公開した。本作は2020年夏の発売と日本語への対応を予定している。
『Just Die Already』は、物理ベースのアクションを基本にしたブラックジョーク溢れるアクションゲームだ。最大4人まで参加でき、「ベッドから起きろ」、「老人ホームでもっと騒動を起こせ」、「ブースに行ってJDAに登録しろ」など、危険な任務をこなしてタダで退職手当を受けるための退職チケットを稼ぐことを目的としている。
Steamのストアページに掲載されているノリノリのストーリー紹介文を引用でご紹介したい。
子供がいなくなった近未来の世界を舞台に、現役を引退した老人を操作しよう。労働するよりもテレビゲームを優先するようになった、恩知らずなゆとり世代のおかげで年金が払われなくなってしまった。家賃をまかなう者もいない世界で、あなたは他の老人たちと同じく自らの力で生きていくしかない。
周りに「さっさとくたばれ」と言われる中、あなたはこの世界をどう生き抜く?
物理ベースアクションゲームのため、老人たちは大変もろい。ただし、手足が多少取れたり上半身が失われた程度では死なない。頭が無事なら老後の生活は続く。体はボキボキに壊れやすいが、それと同じように周囲の環境もボキボキに破壊できる。
社会から切り捨てられた者は自由に人生を楽しむ権利を得る。既視感のある“光るセイバー”やグラビティガン、ショットガンにロケットにグルーガンなど、あらゆるものを利用してゆとり世代に復讐しよう。目指すは老人ホームでの豊かな隠居生活だ。
海外メディアTheGGが公開しているプレスリリースによれば、発売前にSteamで体験版も配信されるとのこと。よりブラックジョークの色濃くなった『Human Fall Flat』ともいえる本作。ハチャメチャな老後を送ってみたい人は、Steamのウィッシュリストに登録してゲームの発売を待ってみてほしい。
ライター/古嶋 誉幸