ゲームデベロッパーのTrumbusは、一人称視点アドベンチャーゲーム『The Call of Karen』のSteamストアページをオープンした。発売日は「When the Stars are Right」(星辰正しき刻)と記載されているが、公式サイトなどでは2020年春から夏にかけて発売予定であることが明らかにされている。無料プレイのタグが付いているため、無料でリリースされるようだ。
『The Call of Karen』は1950年代の古き良きアメリカに住む主婦カレンが主人公のコメディゲームだ。不幸な結婚をし、恩知らずな子供を育てる生活に疲弊しながら、追い打ちを掛けるようにクトゥルフの魔の手が家に忍び寄ってくる。徐々に現実が崩壊する中で、炊事、掃除、洗濯といった日々の家事をこなしていく。
トレイラーでは魔道書のような怪しげな本や魔方陣が登場し、日々の生活が徐々に狂っていく様が確認できる。狂気の浸食が進むと本やベーコンは宙を舞い、床には見ると正気を失いそうな奇妙な模様が浮かび上がってくる。「ハニー、今日も帰りは遅くなるけど、僕が帰り着く時にはご飯を用意しておいてね!」と無責任な夫の電話も掛かってくる。
掃除機をかける、ミートローフを焼く、本を片付ける。日々の家事はいつもと変わらないが、クトゥルフの影響でその難度は跳ね上がっていきそうだ。
散らかした本や夜中に用意する料理といった夫と息子が残した混乱と戦う傍ら、クトゥルフのもたらす混沌とも戦わなければならない。はたして、主婦は古き神々を倒すことはできるのか。物語の最後にはいったいどうなってしまうのだろうか。
主婦とクトゥルフの戦いをコメディタッチに描く『The Call of Karen』は、2020年春から夏ごろにSteamにて無料でリリース予定だ。ゲームに興味がある方は、Steamのウィッシュリストに登録してゲームのリリースを待って欲しい。
ライター/古嶋誉幸