ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、『The Last of Us Part II』の開発チームが作品世界を語る全4回の映像シリーズより、世界やキャラクターに対する細部のこだわりを紹介する第3回の映像を公開した。なお、は北米向けの映像で日本語字幕は用意されていない。
第3回の映像は5分半ほどの映像となっており、ニール・ドラックマン氏をはじめとする開発スタッフがいきいきとしたキャラクターや世界を表現するためのこだわりを語っている。
映像は作品のテーマのひとつでもある「報復」、「正義」に対する考え方の研究について語られるところから始まり、キャラクターデザインやモーショントラッカーを着けた実際の役者による演技を紹介。エフェクトにおいてはキャラクターの額に浮き出る静脈や皮ふが紅潮する表現や、目の形を読み取り、リアルな涙の流れ方を再現する新技術も登場している。
今作に登場する人間の敵にはより人間らしいニュアンスが含まれており、発見した敵はプレイヤーキャラクターの「エリー」自身を探す際に状況報告や怒りの感情をあらわにしながら、手分けして探す様子を確認できる。これはその場を乗り切るためのヒントであるとともに、敵キャラクターにも感情や思考があると感じさせるリアリティー表現の手段となっている。
また、自身が「エリー」として歩き回るシアトルの街や森の様子は、植物の研究や森の写真を分析したり、「エリー」が通ることになる道筋を実際に歩いて辿ったりしているという。これらのさまざまな細部へのこだわりの組み合わせによって深い没入感を得られる世界が構築されたようだ。
6月19日(金)の発売日を控えて、全4回の映像シリーズも残りあと1回となった。最後はどのような話が開発チームから語られるのだろうか。
ライター/ヨシムネ