Riot Gamesは、同社の開発作品では初となる1人称視点シューティングゲーム(FPS)『Valorant(ヴァロラント)』を6月2日(火)より全世界に向けてリリースし、サービスを開始したことを発表した。本作はPC(Windows)向けに配信されており、基本プレイ無料で遊ぶことができる。
『Valorant』は、それぞれ異なる固有の能力を持つキャラクターと多彩な銃を組み合わせた5vs5形式の戦術シューターゲーム。プレイヤー達は攻撃側である「アタッカー」と防衛側であるディフェンダーの2チームに分かれ、13ラウンド先取、最大24ラウンドを争う。
本作の開発・運営を行っているのは、eスポーツ競技が国内外を問わずに盛んなマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(MOBA)作品の『リーグ・オブ・レジェンド』で知られるRiot Games。元々『Project A』の名称で発表された本作には『リーグ・オブ・レジェンド』の運営ノウハウが活かされており、世界中のプレイヤーが対戦へ参加できるよう、幅広いスペックのPCに対応している。
本作におけるサーバーは128Hzのティックレート(映像の秒間処理回数)を提供するとともに、全プレイヤーの動作を128fpsまで補完しているため、相手から見た際にラグが発生しているプレイヤーも動きがなめらかに映る。また、世界規模のインフラ設備や独自開発のチート対策など、優れた技術力で快適なプレイ体験の構築に取り組んでいる。
2020年4月に開催されたクローズドベータテストでは世界中のFPSコミュニティから注目を集め、総視聴時間は最初の1日だけで3400万時間に到達。同時視聴者数も170万人を超え、2019年に開催された『リーグ・オブ・レジェンド』の世界大会に次いでRiot Games作品の配信で歴代2位の記録となった。
また、テスト期間中には1日平均でおよそ300万人がログインして今作を遊んだほか、ライブ配信サービスの「Twitch」と「AfreecaTV」における配信を合算した総視聴時間は4億7000万時間を超えたという。
公式サイトでは全くの初心者でも基礎的な知識が理解できるビギナーズガイドをはじめ、全プレイヤーに同意を呼びかけている行動規範や今バージョンのパッチノートが公開されている。
また、最新情報については公式Twitterアカウントから発信されるため、本作に興味があればこれらのページを一度チェックしてみてほしい。
ライター/ヨシムネ