ゲームデベロッパーのFabrazは、北米現地時間6月10日より開始したオンラインイベント「IGN Summer of Gaming」内にて、新作アクションゲーム『Demon Turf』を発表した。
2020年から2021年までの期間を発売時期の目途としており、Xbox One、Nintendo Switch、PC(Epic Games Store、Steam)に対応予定だという。
『Demon Turf』は、2Dで描かれるキャラクターグラフィックが特徴的な3Dアクションゲームである。主人公の「ビーブス」は、魔界では若輩なわずか1000歳ほどの女の子。そんな彼女が魔界の覇を競うギャングたちをぶちのめし、魔界の王女となるために行動を開始する。
ゲームは90年代風の古典的な3Dアクションゲームを感じさせる仕上がりで、ジャンプや三角飛びといった能力が用意されている。プレイヤーはこれらのアクションを駆使してマップを進み、最奥に待ち受けるボスを目指す。戦闘は物理エンジンを多用したものになっており、押したり引いたり、時にスピンで道を遮る敵を蹴散らす。
また、ビーブスはさまざまな姿に変身できる。トレイラーではタイヤに変身してレースコースのようなマップを走ったり、鳥になって滑空したり、タコのような姿で水中を自由に泳ぎ回っている。これらの能力は探索範囲を広げ、一度クリアしたマップで異なるコースを発見できることもあるという。
このほかゲーム内にはペットや染料といったアイテムの購入やクエスト受注のできるハブマップが用意されているほか、隠された場所や驚きの瞬間を写真に収める「フォトハント」のようなチャレンジも用意されている。あるいは、単純に写真映えするスポットを探して自撮りするのも楽しいだろう。
『Demon Turf』のデベロッパーFabrazは、ポップでかわいい高難度2Dアクションゲームの『Slime-san』でも知られる。ポップでかわいく、少しおかしな日本語が入り交じった世界設定は『Slime-san』の開発スタッフが本作でも関わっているという繋がりを感じさせるものになっている。
ライター/古嶋 誉幸