ニンテンドーDSの名作『ゴーストトリック』の復活を希望してファンが署名活動を開始。海外からも賛同が集まり、早くも1000人を突破する

 2010年に発売したニンテンドーDSの名作『ゴーストトリック』の復活を希望して、あるユーザーがオンライン署名収集サイトchange.orgを使って、賛同を集めるキャンペーンを開始している。集まった署名は発売元のカプコンに送付するという。記事執筆時点では1000人を超える署名が集まっている。

 『ゴーストトリック』は、『逆転裁判』シリーズの巧舟氏が手掛けたアドベンチャーゲームだ。ある日、街の片隅で殺されてしまった主人公は自分の記憶を思い出せぬまま、タマシイとなって目覚めた。

 プレイヤーはこのタマシイとなって、さまざまな物体に取り付き、それをあやつる「死者のチカラ」を駆使して、なぜ自分は殺されたのか、殺したのは誰なのか、そして自分は誰なのかを突き止めるミステリーとなっている。

(画像は「Ghost Trick | カプコン 製品・サービス情報 | CAPCOM」より)
(画像は「Ghost Trick | カプコン 製品・サービス情報 | CAPCOM」より)

 タマシイの移動範囲は限られており、ニンテンドーDSのタッチ操作にも対応した物体から物体へと移動していくのが基本。物体を操作することによって、ピタゴラスイッチのように目的を達成していく。

 練りこまれたパズル、意表をつくストーリー展開、そして『逆転裁判』でもあったキャラクター同士の愉快な掛け合いなど、本作の独創性は当時から高く評価され、現在でも根強い人気がある。

(画像は「Ghost Trick | カプコン 製品・サービス情報 | CAPCOM」より)

 しかし本作はニンテンドーDSで発売以来、AndroidとiOSに移植されただけの展開に留まっており、そのAndroid版は現在では配信停止中。またiOS版は最新のOSに対応しておらず、多数のユーザーがバグが報告されている。つまり本作を現在プレイしようとすると、ニンテンドーDSやニンテンドー3DSを引っ張り出す必要があり、手軽にプレイできる状況とはいえない。

 この状況を憂いたのが、ユーザーである四方田万里さん。Twitterで『ゴーストトリック』の非公式ファンアカウントを運営しており、筋金入りの『ゴーストトリック』ファンだ。すでにカプコンには問い合わせフォームから、移植やアップデート、再配信などの要望は個人的に出していたが、音沙汰がなかったこともあり、今回、発売から10周年という機に『ゴーストトリック』を復活を希望する署名活動に踏み切ったという。

 すでに1000人を超える署名が集まっており、なかには海外からの賛同の声も。こうした反響を受けて、Capcom USAにも署名を送ることを検討しているという。こういった活動が実を結ぶのかは不透明だが、『ゴーストトリック』の復活を希望する人ならば、署名活動を応援してみてはいかがだろうか。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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