『Firewatch』や『Untitled Goose Game』のパブリッシャーPanicの開発する新型携帯ゲーム機「Playdate」に配信される作品が、公式Twitterにて多数公開された。
Playdateは小さな筐体に手回しクランクがついたユニークな携帯機だ。毎週1本、12週を1シーズンとして全12本のゲームが順次配信されるという特徴的なゲームの配布方法をとっている。予約方法、発売日などは今後発表される。
今回Twitterで公開された作品すべてがリリースされるわけではないというが、すでに開発キットとなるゲーム機本体を手にした250人以上のクリエイターがPlaydate用のゲーム製作に取り組んでいる。2020年1月頃にも多数のスクリーンショットが公開されたが、動画としてゲームプレイが確認できるのは久しぶりだ。
現在、Playdateを手にした250人以上の世界の開発者が、私たちのツールとテクノロジーをテストしながら世界初となるサードパーティ製Playdateゲームタイトルを開発中です。
— PlaydateJP (@PlaydateJP) August 13, 2020
ちょっと覗いてみます?
Rebecca (@veubeke) は美しいダンジョンクロール型のタイトルを開発中です。 pic.twitter.com/j0EfD6u9xa
Oinariman (@oinariman) はクランクを使って書道する、創造性あふれるツールを制作中です。 pic.twitter.com/gwtye8STwP
— PlaydateJP (@PlaydateJP) August 13, 2020
Matt (@gingerbeardman) は、クランクがドリフト(!!)のためのコントローラーとして優れていることを発見してくれました。
— PlaydateJP (@PlaydateJP) August 13, 2020
pic.twitter.com/pJG039tLyF
Toni (@accidentlyAnton) は落ち物パズル型のゲームにクランクを融合させようとしています。
— PlaydateJP (@PlaydateJP) August 13, 2020
pic.twitter.com/jBhWgzE8Uz
Rob (@tsuk) はソリティアを移植していますが… まさかのRust言語!?でプログラムされているようです。(https://t.co/zxVqqGnrUe) pic.twitter.com/HTOz6HZJX8
— PlaydateJP (@PlaydateJP) August 13, 2020
RNG Party (@RNGparty) はPlaydateの加速度センサーを使って操作するという、独創的で楽しい方法に取り組んでいます。(搭載しておいてなんですが、自分たちでも加速度センサーの搭載、忘れがちです…。)
— PlaydateJP (@PlaydateJP) August 13, 2020
pic.twitter.com/oo57g83IQn
Donald (@dovuro) は、コミカルでかわいいパズルゲームを制作中です。クランクをまったく使用しないゲームもあります。 pic.twitter.com/QdqyooYCrI
— PlaydateJP (@PlaydateJP) August 13, 2020
最後はこちら、DOOMです。Nic (@NicMagnier) の驚くべきスピード移植には相当な努力があったと思いますし、とても感激しています。クランクによるチェーンガンアクション! pic.twitter.com/a5gAR25A2L
— PlaydateJP (@PlaydateJP) August 13, 2020
カメラからATMまであらゆる場所で動作するため、もはや『DOOM』がゲーム機で動くという事実は驚くことではなくなっている。しかし、手回しクランクでチェーンガンを撃つのはなかなかおもしろそうだ。ざらついたモノクロ画面で動く『DOOM』もかっこいい。
また、Panicのスタッフでも忘れるというPlaydateに内蔵された加速度センサーを使ったユニークな操作方法を研究する作品も、本機の可能性を示すものだといえるだろう。実は、加速度センサーの存在はプレスキットにも書かれていない。
高橋慶太氏の『Crankin’s Time Travel Adventure』以外にも、かなりたくさんのゲームがPlaydate向けに開発されているようだ。1シーズン12本で、2シーズン以降は売上と相談するということだが、その裏ではかなり多くのゲームが開発されているのかもしれない。