「農業・結婚・殺せ」がゲームの三本柱となる邪悪な『牧場物語』こと『Atomicrops』が、ついにSteamで発売となる。
Raw Furyは、Bird Bath Gamesが開発した核戦争で荒廃した世界を舞台にした農業ローグライト型ツインスティックシューティングゲーム『Atomicrops』を、Steamで9月17日(木)に発売すると発表した。価格は未発表だが、先行して発売されたEpic Games Store版は税込1580円となっている。
『Atomicrops』の基本は「農業・結婚・殺せ」だ。核戦争後に遺伝子が狂ってしまった作物を育て危険な害虫と戦う農業は、ジャンルでいえばツインスティックシューティングゲーム。放射能と暴力にまみれた『牧場物語』が楽しめる。
種をまき農作物に水や肥料を与えながら害虫・害獣を駆除し、結婚すれば最初の共同作業は害獣駆除。もちろん害虫の死体は作物を育てる貴重な肥料になるエコな生活だ。
日中はさまざまな場所に赴き、種や前時代の遺物で農業をパワーアップ。夜は武器を手に戦闘。核戦争後に唯一残った農場を守り、生き残った人々のために食料を提供することがプレイヤーの役目だ。貴重な食料を町に出荷し、がっぽり儲けよう。
「ニュークリアウィンター」までの各季節の最後には恐ろしいボス戦も控えている。もしも死んでしまえば最初からやり直しだ。しかし、頑張り次第で永続的なパワーアップも手に入り、次回の人生はもう少し楽になる。
核戦争のあと、秩序の崩壊した世界である老人は「今日より明日」と種を運んだ。『Atomicrops』の世界では、まいた種を守るために武器を取る。
なお残念ながら日本語には未対応だ。ビビッドなピクセルアート、狂った核戦争後の世界、ローグライトとツインスティックシューターや『牧場物語』が好きなら『Atomicrops』はオススメのゲームだ。
ライター/古嶋誉幸