TwitterユーザーのPHΛЯΛӨH氏が公開した動画がきっかけになり、PCチェアと表現するにはあまりにもかっこいいサソリ型の可変PCチェアが話題となっている。その名は「Cluvens Scorpion Computer Cockpit」(ストアリンク)、3300ドル(約35万円)もするモンスター級の一品だ。
最大の特徴は、寝転がった状態から座った状態まで、背もたれとレッグレストの角度を電動可変で調整できる点だ。まるで巨大ロボのコックピットのようにも、『スターウォーズ』に登場したドロイデカのようにも見える。
https://www.facebook.com/joe.cluvens.5/videos/146169097160891/
「Cluvens Scorpion Computer Cockpit」は、サソリの尻尾の部分にPCモニタを取り付けることができる。19~32インチの通常のモニタ、あるいは7〜49インチのウルトラワイドスクリーンを取り付けるシングルモニタマウントか、21~29インチのモニタを最大3画面取り付けるマルチスクリーンマウントに対応するという。
なお、画像や映像を見る限りでは3枚のディスプレイまで対応することがわかるが、公式サイトでは5画面にも対応すると書かれている。VESA規格のものであればモニタは選ばない。
また、動画では変形する際にサソリの脚の先端が床を削っているように見えるが、実際にはその直前の部分が接地しており、足先は浮いているのだという。前から2番目と4番目の両足だけで本体を支えているようだ。
背もたれはほとんど寝ている状態から、普通に座る状態まで幅広い角度に対応。背もたれとモニターアームがどのような角度に対応しているかは公式サイトを確認してほしい。
さらに、本体にはLED照明だけでなく、暖房機能とマッサージ機能が付いているのだという。ただし、カップホルダーなどはない。キーボードとマウスを載せるテーブルも稼働する構造上、飲み物などは置きにくい。もし購入予定なら、別途簡単なサイドテーブルも必要になりそうだ。
遊び心のあるデザインと、通常のゲーミングチェアにはないマッサージや暖房機能など、「Cluvens Scorpion Computer Cockpit」は大人の中に眠る子供心をくすぐられるゲーミングチェアだ。
35万円という値段はネックだが、機能を考えると不釣り合いな値段ともいえない。それなりに広い部屋が必要だが、こんなPCチェアがあればゲームや仕事はもっと楽しくなるだろう。
公式サイトの記述を見ると、日本国内を含む世界中に送料無料で配送してくれるようだ。本体は木箱に入って組み立て済みで配送され、チェア総重量は120kgになるという。3~6週間で発送され、2年間の保証もある。もしも購入したという方は、ぜひ画像をSNSなどでシェアしてほしい。
ライター/古嶋誉幸