海外の『クラッシュ・バンディクー』の新トレーラーが話題。かつて任天堂を挑発した過激な90年代のCMを彷彿させるとして海外の人に大ウケ

 PS4向けタイトルとして10月2日に発売を予定している『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』の海外トレーラーが注目を浴びている。

 その内容としては、人間の顔が露出したクラッシュバンディクーの着ぐるみを着た男性が『クラッシュ・バンディクー4』が新発売(drop=ヒップホップ用語でリリースの意味)と拡声器で宣伝しているときに、建物のなかから、海外では著名なアメリカのラッパーグループMigosのQuavoさんが登場。

(画像はCrash Bandicoot 4: It’s About Time – New Drop Trailer | PS4より)
(画像はCrash Bandicoot 4: It’s About Time – New Drop Trailer | PS4より)

 Quavoさんは、ゲームで登場する精霊アクアクのペンダントを出して、「仮面の話か?」と聞くと、クラッシュバンディクーが「お前のペンダントより重いマスクを持っているぜ」(「仮面」と着ぐるみの「マスク」をかけている)と応じて、二人が軽快なラップがはじまるというもの。

 若者に人気のMigosのQuavoさんが出演しているという点も注目ポイントだが、海外の人のツボを刺激するのが、顔を露出したクラッシュバンディクーの着ぐるみの男性が拡声器を使っているところだ。この姿が海外の人には「90年代のCMを思い出させてくれる!」と大ウケしているのだ。

(画像はCrash Bandicoot 4: It’s About Time – New Drop Trailer | PS4より)
(画像はCrash Bandicoot 4: It’s About Time – New Drop Trailer | PS4より)

 実は海外では初代『クラッシュバンディクー』が発売したときに、ある過激なCMが流れたことがある。それは顔を露出したクラッシュバンディクーの着ぐるみの男性が拡声器を使いながら、アメリカ任天堂の建物の前で『クラッシュバンディクー』やプレイステーションを宣伝、最後には警備員につまみ出されるというものだ。さながらドッキリ番組『ジャッカス』のような過激な内容である。
 このCMは他にもバージョンがあるのだが、そこでも任天堂を挑発しており、放送地域の人には強く記憶に残すこととなった

 今回のトレーラーでは、さすがに「任天堂」の名前やそれを彷彿とさせるものは一切でてこないが、顔を露出したクラッシュバンディクーの着ぐるみの男性と拡声器という組み合わせで、海外の人からは「90年代の『クラッシュバンディクー』のノリが返ってきた!」として好評だ。

 なお今回のトレイラーのクラッシュバンディクーとQuavoさんとのラップバトルも「反重力、ゼロG」、「タイムスロー、スローモー」、「フェイスシフト、フレッシュトリック」「新しい世界、新しい力、新しい狂気」…とかっこよくも奇妙な味が出ているので、こちらも必見。古いCMのオマージュとともに、若い人に人気のQuavoさんの起用という組み合わせは、『クラッシュ・バンディクー』のトレーラーやCMの歴史に再び名作が追加されたようだ。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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