マウスやキーボードなどゲーミングハードウェアを開発するRazerの金融部門Razer Fintechは、Visaと提携して新しいプリペイドカード決済ソリューション「RazerCard」を発表した。
ベータテストが実施予定で、12月31日(木)までシンガポールにて1337人のユーザーが対象となるという。テスト後は、世界中でサービスを拡大する予定。東アジアマーケットを中心にサービスを展開するようなので、じきに日本でもサービスが始まるかもしれない。
RazerCardは世界6100万のVisa加盟店で利用できるVisaプリペイドカードで、プレスリリースによると「世界初の光るプリペイドカード」だとされている。Razerのテーマカラーである黒いカードにはRazerロゴが刻印されており、決済時にはロゴがRazerのテーマカラーである緑色に光る。
この決済時に光るプレイミアムカードのほかに、光らないベーシックカード、そしてスマートフォンアプリとして使うデジタルカードも用意されているそうだ。
もちろんカードを使った決済はゲーム用途に限るわけではないが、RazerCardは世界初のゲーミングプリペイドカードと言えるだろう。光るだけではなく、本カードは決済時に1パーセントのキャッシュバックが付く通常のロイヤリティプログラムと、Razer Payアプリを介した独自の報酬プログラムを搭載。選択したタスク類、つまり「クエスト」をクリアするとスコアが手に入り、それを使って報酬が得られるそうだ。
どういったクエストや報酬があるのかは明かされていないが、あくまでトランザクション(売買)ベースのようなので、このカードを使ってクエストに挑む場合、使いすぎには要注意だろう。なおRazerは現地時間10月11日(日)より、Razer製品やゲームのイベント「RazerCon 2020」の開催を予定している。
ライター/古嶋誉幸