エレクトロニック・アーツ(EA)は10月27日(火)、Xbox One、PlayStation 4、PC(Origin)向けに配信中の『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』について、11月4日(水)から開幕する「シーズン7」の追加キャラクター「ホライゾン」のストーリートレイラーを公開した。
しかし、本映像を観た人の間で話題となっているのは、彼女の物語が2014年公開の映画『インターステラー』と似ている点だ。
『Apex Legends』の時間軸よりも1世紀前、“ホライゾン”こと「マリー・ソマーズ」博士は惑星「オリンパス」の深刻なエネルギー危機を解決する答えとなる結晶「ブランシウム」を求め、最愛の息子を置いて宇宙の果てにあるブラックホールへ旅立った。しかし、彼女は同僚の裏切りによって、時間の流れが急激に遅くなるブラックホールの周辺を漂うこととなった。
「オリンパス」の時間で87年もの長い月日が流れたのち、彼女が奇跡的に導き出した演算は故郷へつながるワームホールを開き、息子と交わした「必ず戻る」約束を果たした。
人類が「滅亡の危機に瀕している」点や「重力の負荷によって異なる時間の流れ」など類似する点は多いが、海外掲示板のRedditやTwitterで話題となっていたのは球体状かつ、ガスが作りだす“光の帯”が描かれたブラックホールの表現である。『Apex Legends』のトレイラー映像は映画のオマージュ要素を盛り込むことでたびたび話題となるが、今回のオマージュはより分かりやすく、大きな注目を集めたようだ。
Redditでは「素晴らしい表現だ」「実際のブラックホールにおける最高の芸術的表現のひとつ」と高い評価を受けるとともに、映画での表現を考察するコメントが展開されている。また、Twitterでは突然のトレンドワード入りへ驚くものや映画をおすすめするツイートなど、さまざまな反応がみられた。
なお、今回公開されたストーリートレイラーはあくまでキャラクターの設定や背景を紹介する映像であり、ゲーム本編にはあまり関係がない。それでも、本映像をきっかけに『Apex Legends』や『インターステラー』に興味を持つ人がいれば、きっとそれぞれのファンにとって嬉しいできごととなるだろう。
※クリストファー・ノーラン監督が手がけた最新作『TENET テネット』(2020)に先駆けて公開された、IMAXレーザー版『インターステラー』の特別予告映像
『Apex Legends』は11月4日(水)から「シーズン7」へ突入し、SteamからもPC版をプレイできるようになる。最新情報に興味があれば、作品の公式サイトや公式SNSアカウント(Twitter、Facebook、Instagram)をチェックしてみてほしい。
Season 7: Ascension begins Nov 4 and brings with it a new map, new Legend, the introduction of Clubs, Steam, and more. Will you rise to the challenge or fall? Soon, we find out. 😎
— Apex Legends (@PlayApex) October 26, 2020
🚀: https://t.co/0Tg1db5VEM pic.twitter.com/nPf7Lfyeku
ライター/ヨシムネ