ゲーム開発会社のSPACEBOT INTERACTIVEは、ゲームボーイ用RPG『Dragonborne』のパッケージ版の予約販売を公式サイトにて開始した(通販ページ)。11月30日(月)までの期間限定で受付中。日本への発送も対応している。
本作はゲームボーイ用ソフトが比較的手軽に作れるソフト「GB Studio」で開発されたクラシックなRPGだ。パッケージ版が存在するため、実際にゲームボーイ上でプレイすることができる。
プレイヤーは伝説的なドラゴンスレイヤーを父に持つ青年「クリス」として、行方が分からなくなった父を探しつつ「アルゴン」と呼ばれる土地を冒険する。戦闘はクラシックなターン制バトルを採用。またアルゴンにはさまざまなミニクエストやパズルが点在しており、釣りなども楽しめるようだ。
プレイ時間は7時間ほどで小粒なRPGのようなボリュームだが、ドラゴンを含むさまざまな敵、装備のアップグレード、キャラクターのザッピングシステム、クリア時の評価システムや複数のエンディングなど、周回プレイが楽しめるゲームシステムを備えている。
開発チームは公式YouTubeチャンネルで『Dragonborne』の数時間にわたるプレイスルーを公開しているので、製品版の雰囲気を知りたいという方はそちらを参照してみて欲しい。PCゲーム配信プラットフォーム「itch.io」ではゲームの体験版も配布中だが、本作は日本語に非対応となっているため、実際にプレイして読み解くことができるかどうかチェックしてみるといいだろう。
ゲームボーイで『ポケットモンスター』や『魔界塔士Sa・Ga』をプレイしたという読者なら、『Dragonborne』のゲームボーイ風グラフィックにピンと来る方も多いのではないだろうか。令和の時代だがまだ家にゲームボーイがあるなら、ぜひチェックしてみてほしい。
『Dragonborne』はカートリッジ、説明書、パッケージが付いたフルパッケージ版が42ポンド(約5700円)、カートリッジのみが23ポンド(約3100円)、ROMファイルのみが12ポンド(約1600円)。カートリッジや外箱、説明書もそろったフルパッケージの送料は15.5ポンド(約2100円)となっている。
なおゲームボーイはリージョンフリーであるため、カートリッジを輸入すれば日本のゲームボーイや多くの互換機でも動くはずだが、購入は自己責任のもとに実行することとなる。
ライター/古嶋誉幸