ゲームパブリッシャーのastragon Entertainmentは、Chronos Unterhaltungssoftwareが開発する協力マルチプレイ対応消防士シミュレーションゲーム『Firefighting Simulator – The Squad』(以下、Firefighting Simulator)を11月17日に発売することを発表した(Steamストアリンク)。
ありがたいことに字幕とユーザーインターフェースは日本語にも対応。価格は未定だ。Steamでは体験版も配布中となっている。
『Firefighting Simulator』は、アメリカの北米西海岸の大都市をイメージした街を舞台に、消防士として人命救助と消火活動を行う消防士シミュレーションゲームだ。約60平方キロメートルのマップに、30の現場とエキサイティングなミッションが待ち受けている。消防車を運転し現場に急行、消火活動と一般市民の救出に取り組む。
ゲームでは水、煙、熱、バックドラフト、フラッシュオーバー、油火災、電気火災、化学火災、爆発などを物理エンジンを用いてリアルにシミュレートし、恐ろしい火災を表現。
シングルプレイモードでは消防隊の隊長として部下に指示を出し、自らも現場で消火活動に従事する。マルチプレイモードでは、最大4人で一緒に消火活動ができる。
協力マルチプレイに対応した消防士シミュレーションゲームといえば、2020年に『Embr』がリリースされている。『Firefighting Simulator』の大きな特徴は、消防機器メーカーのローゼンバウアーアメリカとライセンス契約を結び、「TP3ポンパー」や「T-Rex 油圧プラットフォーム」など、現実の消防士が使う実在のアイテムが登場する点だ。
プレイヤーは、「Cairns」、「MSA G1」、「SCBA」、「HAIX」など北米の有名な消防装備製造メーカーのヘルメットや消防ブーツ、呼吸装置を装備し、火災に挑むことになる。
機材もリアルに再現するため、消防車の運転や機材の使い方も学ばなければならない。本作にはチュートリアルも実装されており、日本語で消火活動の基本が学べる。
「シミュレーション」の名に恥じないリアルな消火活動が楽しめそうな『Firefighting Simulator』は11月17日にSteamで発売予定。ゲームに興味がある方は、Steamのウィッシュリストに登録して発売を待って欲しい。
ライター/古嶋誉幸