ビデオゲームのソフトウェアやハードウェアを技術的に評価するDigital Foundryは、PlayStation 5のPlayStation 4との互換性について「素晴らしい」と絶賛している。Digital Foundryチャネルを運営する海外メディアEurogamerは、さまざまなゲームを使い互換性を検証し、その結果を報じている。
ファーストパーティ製タイトルである『Ghost of Tsushima』や『Days Gone』が60fpsで動作するほかにも、検証に利用された『KNACK』、『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』、『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』、『DARK SOULS III』、『Crysis Remastered』、『サイコブレイク』など、ランダムに選んださまざまなPS4タイトルが60fpsで動作することを確認。
一方、『Bloodborne』のようにフレームレートロックのかかったゲームは、開発者が解除するパッチが公開されない限りはPS5でもロックがかかったままだという。現状、『Bloodborne』はPS5でも30fpsでしか動作しない。
ほかにも、『アサシン クリード ユニティ』は基本的に60fpsで動作するものの、ゲームの特定のエリアや被写界深度のエフェクトが強く掛かるカットシーンでパフォーマンスが急落。30fps台にまで低下したことが確認された。これは、PS4ゲームをPS5で遊ぶため、GPUをPS4と同じパフォーマンスまで落とす開発者向けオプションによるものだとDigital Foundryは分析している。
また、PS4でパフォーマンス目標を達成したゲームもパフォーマンスが改善することはない。つまり、PS4でフレームレート制限上限いっぱいで動作していたゲームは、PS5でも相変わらずフルフレームで動作する。
Digital Foundryは、PS5の互換性に関しては非常に楽観的だ。Xbox Series Xの持つ自動HDR化など一部の機能は有していないが、「PlayStation 5は、Microsoftのそれと同等の機能に匹敵する下位互換性を提供します」と太鼓判を押している。
そして「PS5の購入を検討しているPS4ユーザーはリラックスして待っていてください、あなたのゲームは動きます」とまとめている。