【更新 2020/11/19 18:30】 CEROは公式サイトにて、ユービーアイソフトが公表した18日の情報に関して、同社からCEROに対しては一切の連絡や協議の申し出を受けておらず、本件とは無関係だと発表した。またユービーアイソフトは公式ブログにて、表現規制の問題が同社の中で起きたことだとし、現在調査を続けていると伝えている。
【原文 2020/11/18 19:13】 ユービーアイソフトは11月18日、『アサシンクリード ヴァルハラ』での流血表現の修正に関する発表をユービーアイソフトブログにて公開した。
『アサシンクリード ヴァルハラ』は、11月10日(火)にXbox ONE、PlayStation4、Epic Games、Uplay & Stadia向けに発売されたアクションRPG。Xbox Series X、PlayStation5にも対応している。
プレイヤーはヴァイキングの戦士「エイヴォル」となり、オープンワールドで表現された中世ヨーロッパ暗黒時代のイングランドを探索して敵地を略奪したり、定住地を発展させて政治力を高めていくことになる。
日本語版においては10月に行われたイベント「UBIDAY2020」で、「切断面の凹凸をなくし滑らかにする」、「一部拷問シーンがマイルドになる」、「切断された顔を仮面に置き換え」、「トップレスの女性に布をつける」といった修正が入ることが事前に告知されていた。
しかし発売日以降、発売前に告知されていなかった一部のアビリティや攻撃における流血表現がないことが判明し、バグか仕様か不明ながらSNS上を中心に問題視されてきた。ヒットエフェクトが確認しづらいとの意見も見受けられており、一部ファンが規制解除パッチの配布を求めて署名活動する事態に発展している。
この問題についてユービーアイソフトは、以下のようにブログで報告している。
皆さまよりお問い合わせを多数頂戴している流血表現の修正に関しまして、ご報告いたします。
『アサシン クリード ヴァルハラ』は、ゲームのレーティングを取得する際、オリジナルのゲームに対して、当初予定していた修正内容では日本で発売することができない可能性が高いことが分かりました。そこで、関係機関との協議の上、日本で発売可能となる表現修正を再度検討した結果、流血表現の削除も修正項目に含まれることとなりました。
全世界同日発売を維持するための対応となりましたことをご報告いたします。
また、「予言者の慰め」ミッションで進行不能になる問題については、開発チームが緊急対応を行い、現在PC版ではミッションを進行することができるようになっており、12月初旬までに他プラットフォームでも解決する予定とのことだ。