チェコ共和国のプラハに拠点を置くゲーム開発会社Nepos Gamesは、古代メソポタミアを舞台にした都市運営シミュレーション『Nebuchadnezzar』の発売日を2021年2月17日(水)に決定したことを発表した。
プラットフォームはSteamとGOG.comで、価格は19.99ドルだ。残念ながら日本語には対応していないが、ゲームは有志によるModと翻訳フレンドリーな設計がされているという。本体、Modとも自分で翻訳することが可能だ。
『Nebuchadnezzar』は、2020年の作品としては比較的めずらしい、斜め見下ろし視点で2Dグラフィックの都市建設ゲーム(シティビルダー)だ。
プレイヤーは古代メソポタミアの街を拡張・運営する。農業や工業を発展させ、人口を増やして国力を増加させていく。また人口減少を防ぎながら国内の問題を解決し、他の都市や外国との交易によってさらに国を発展させていく。難易度は初心者から上級者まで楽しめるように設計しているという。
キャンペーンモードでは、紀元前600年ごろのペルシャ人によるバビロン征服までを全12個のミッションで描く。各ミッションは古代メソポタミアのさまざまな時代を取り上げ、プレイヤーは歴史的建造物の建築など、各時代にふさわしいさまざまなタスクをこなさなければならない。
本作の大きな特徴は、プレイヤーがデザインできる巨大なモニュメントだ。本作ではゲーム内にモニュメントエディターを内蔵しており、プレイヤーは自分が望むまま後世に残る偉大な建築物を設計できる。構造から配色まで決定できるため、現実にあるモニュメントを再現したり、まるで宇宙人が設計したかのような独創的なものを作れるだろう。
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Nepos Gamesによると、本作における最大のインスピレーションはImpressions Gamesが1999年にリリースした古代エジプトをテーマにした都市運営シミュレーション『Pharaoh』なのだという。2Dの斜め見下ろし視点の都市運営ゲームは、今日でもゲーム業界の特別な位置にあるとブログで語っている。
本作は過去のゲームを参考にしつつ、コアメカニクスを進化させて行くとしている。『エイジ オブ エンパイア』初期作のような2Dアートは確かに懐かしいが、よく見るとかなり精細なグラフィックになっている。
懐かしくも新しい2D都市運営シミュレーション『Nebuchadnezzar』は、2021年2月17日(水)発売だ。
ライター/古嶋誉幸