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80年代のパソコンを再現するPICO-8で『DOOM』をデメイクした『POOM』公開。16色と128×128ピクセルの画面解像度でゲームを再現

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 主にPICO-8でゲームを開発するfreds72氏とParanoid Cactus氏は、PICO-8で動作する『DOOM』クローンである『POOM』を公開した。ブラウザや実行ファイルから無料で遊べる。

 実物の『DOOM』が動くわけではなく、PICO-8のために特別に作られたゲームだ。

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(画像はitch.io『POOM』より)

 PICO-8とは、Lexaloffle Gamesが開発したバーチャルマシーン/ゲームエンジンだ。1980年代のビデオゲームプラットフォームをイメージしており、使える色数は16色、ディスプレイ解像度は128×128ピクセルなど、ハードウェア的な制限をあえて設けている。そのため、PICO-8は「ファンタジービデオゲームコンソール」と表現されている。
 高難度アクションゲーム『Celeste』の元になったゲームジャム作品が生まれたプラットフォームとしてもよく知られている。
 
 『DOOM』が発売されたのは1993年。PICO-8が想定したコンピューターより高性能なもので動作することを念頭に開発されている。そのため、『POOM』は『DOOM』のデメイク(新しいゲームを古いプラットフォームへ移植すること)ともいえるだろう。
 ファイルサイズはわずか1MBほどとかなり軽い。マップに入る前にしばらくロードが入るため、フリーズしたと思ってももうしばらく待つのがいいだろう。ハードウェアにもよるが、概ね20秒ほどロード時間があるという。

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(画像は『POOM』より)

 キーボードのアローキーで移動、「z」キーが撃つ、「x」キーが扉などを開けるユーズキー、「x」キー押しっぱなしで左右へのカニ歩きが割り当てられている。

 ゲームの内容はかなり『DOOM』に近い。PICO-8でゲームを再現したということで、配布ページのフォーラムにも賞賛の書き込みが多数寄せられている。「PICO-8でどうやって作ったんだ」、「どうやってるの?技術的なことも解説して欲しい」など、PICO-8で『DOOM』を再現した技術力の高さに驚く声がかなり多い。

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(画像は『POOM』より)

 『POOM』はitch.ioで無料配信中。もしも80年代に『DOOM』が出ていたらどう見えていたか、このゲームをやって体験してみて欲しい。

ライター
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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。

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