12月27日(日)から12月31日(木)までの日程でオンライン開催中のリアルタイムアタック(RTA)イベント「RTA in Japan 2020」4日目にて、音楽制作ソフト『KORG Gadget for Nintendo Switch』を使った変わり種の作曲デモが披露された。
『KORG Gadget for Nintendo Switch』は、2018年4月に発売されたNintendo Switch向けの音楽制作ツールである。Joy-Conを使って遠隔で各ガジェットの調整つまみを動かせる点やNintendo Switchに合わせてコンパクトにまとめられたインターフェースを特徴としているほか、アップデートでは最大4人でのオンラインマルチプレイで共同作曲を楽しめる機能も追加された。
今回のレギュレーションでは、ガジェットと呼ばれる小型シンセサイザー、あるいはドラムマシンの選択が完全にランダムとなる「オールランダム」が適用されている。また、ガジェットの種類と楽曲の一部分にあたる「シーン」が固定となる「シーン+ガジェットロック」も適用されているため、自分のイメージする音と異なる音や曲のペースであったとしても変更できない。
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今回の作曲デモでは走者の栄國屋 皐月(えいこくや さつき)氏がダンスミュージック特化のドラムマシン「London」をベースに、タイトーのアーケードゲームから発せられる効果音を使った「Ebina」と、近未来感のあるエレクトロサウンドが発生する「Brussels」などのシンセサイザーを組み合わせ、15分でひとつの楽曲を作り上げた。
栄國屋氏自身が「RTAではない」と明言するほどの変わり種であった『KORG Gadget for Nintendo Switch』の作曲デモであったが、3万人以上の視聴者が見守るなかでの“冬フェス”は無事に大成功を迎え、Twitterのトレンドワードには「作曲RTA」や「納期のテーマ」といったパワーワードがランクインしている。
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(画像はRTAinJapan – Twitchより)
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(画像はRTAinJapan – Twitchより)
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本作は、1月4日(月)まで通常価格の税込5000円から30%オフの税込3500円で購入可能だ。興味があれば購入して、まずは制限時間を決めたうえでの自由な作曲にトライしてみてほしい。
ライター/ヨシムネ