『Dead or Alive』シリーズや『NINJA GAIDEN』シリーズのクリエイターとして知られる板垣伴信氏が、自身のゲームスタジオItagaki Gamesを設立したことを、自身のFacebookアカウントで発表した。海外メディアVGCなどが伝えている。
板垣氏によると、過去4年間は後進の育成に取り組んでいたが、「もう一度ゲームを作りたくなった」のだという。
板垣氏はテクモ株式会社にて内部スタジオTeam NINJAを率いて『Dead or Alive』シリーズや『NINJA GAIDEN』シリーズを手がけたあと、訴訟を経てテクモを退社。その後、Team NINJAの元メンバーらとヴァルハラゲームスタジオを立ち上げ、TPS『デビルズサード』を2015年にリリース。『デビルズサード』以降は後進の育成に尽力することとなった。
そんな氏が再びゲーム開発に戻るこの発表は、ブルームバーグが公開したXbox 20周年記念インタビュー記事によせて行われた。マイクロソフトとの出会いやXboxの仕様が突如変更となったことなど、記事には載らなかったインタビューの内容をFacebookにてフルバージョンで掲載している。
本文は英語だが、コメント欄に日本語版も掲載されている。板垣氏からみたXbox発売前夜のことが詳しく書かれているので、一度読んでみてほしい。
Itagaki Gamesの最初の作品がどのようなものになるかは不明だが、Xboxを念頭に置いた開発が行われるようだ。インタビューで「Xboxのファンの多くがあなたの作品をきっと待っているはずです」という質問に対し、「あてにしておいてください。でなければ、今回のXboxの記事のためにインタビューを引き受けなかったでしょう」と答えている。
板垣氏はマイクロソフトと協力することにも前向きだ。マイクロソフトがItagaki Gamesに声を掛けてくれることがあれば、それは光栄なことだと語っている。