ハードウェアメーカーNVIDIAは、Mundfishが開発中のFPS『Atomic Heart』のレイトレーシング技術デモ動画を公開した。これまで明かされなかった主人公の見た目が初公開となり、短いゲームプレイ映像も収録されている。
『Atomic Heart』はソ連を舞台にした「あり得たかもしれない未来」を描く一人称視点アクションRPGだ。ロボット、インターネット、ホログラムなど、現実でも人々の生活を支える技術はすべてソ連で開発され、共産主義の雰囲気をまとっている。
ゲームには広大なソ連の大地で戦うオープンワールド環境、地下にも設備を持つ複合研究施設「3826号」のあまり広くないマップが用意されているという。
ソ連のロボットは家庭を助けるものだが、戦争が起きたときのために戦闘プログラムが組み込まれている。敵はロボットだけでなく、人間が改造されたような奇妙なクリーチャーも登場する。
プレイヤーはKGBの将校として、ロボット制御システムに大規模な問題が起きた施設3826号に赴くことになる。しかし、そこではロボットの暴走だけでなく、奇妙な現象も発生していた。
ゲームは全体的に『Bioshock』シリーズの影響が見て取れる。公開されたゲームプレイ映像でも魔法で敵を凍らせたり、宙に浮かせるようなシーンが見られる。2020年8月に本格的なゲームプレイ映像が公開されたので、そちらもチェックしてみて欲しい。
なおゲームの公式サイトではGeforce RTXシリーズ所有者向けにレイトレーシング反射、NVIDIA DLSSの働きを確認できるデモファイルを配信中だ。ただし2018年当時のもののため、現在の内容やパフォーマンスとは大きく異なる可能性がある。
ライター/古嶋 誉幸