デンマークのゲーム開発会社Invisible Wallsは、人狼系マルチプレイゲーム『First Class Trouble』のSteamページを更新し、同作が日本語に対応することを明らかにした。
『First Class Trouble』は暫定的ではあるが、2021年3月に早期アクセス配信が開始予定とされている。PC以外にもPlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchでもリリース予定だ。
『First Class Trouble』は、AIが人類に反旗を翻した宇宙船内で、ほかのプレイヤーと協力して生き延びることを目指すマルチプレイパーティーゲームだ。高級ホテルのようなクルーズ船内をまわり、目標をこなしてAIをシャットダウンしなければならない。
ただし協力すべきプレイヤーの中には人間にしか見えないロボット「ペルソノイド」が紛れ込んでおり、生き残りに紛れて人類を抹殺しようとしている。
ペルソノイドは人間にそっくりの姿をしているほか、サーマルビジョンで壁越しにほかの生き残りを見つけることが可能で、専用のボイスチャットチャンネルでお互いに連絡を取ることもできる。数は少ないので、ロボットならではの機能を使って生き残りを追い詰めよう。
対して生き残りはAIやペルソノイドの手から逃れ、生きて船を脱出することを目指す。ペルソノイドと違って近くにいるプレイヤーとしかボイスチャットはできず、サーマルビジョンも持っていない。圧倒的不利を数と言葉の力で生き延びなければならない。
エリアごとに誰がペルソノイドかを議論し、投票で宇宙船の外に放り出す。一方で裏切り者であるペルソノイドは、生き残りの目を盗んで彼らを殺すか、最後までプレイヤーグループに紛れ込めば勝利だ。ゲームプレイはいわば3Dになった『Among Us』といえるゲームだ。
ゲームは2019年末からクローズドベータテストが行われており、参加者によるプレイ動画も公式映像として公開されている。
2020年には合計10回のアップデートが施された。現在は3月の早期アクセススタートに向けてアップデート11の開発が進められている。ロビーやSteamフレンド機能の追加、キャラクターカスタマイズや新たな宇宙船のエリアなどが追加予定だ。
各アップデートの詳細はタスク管理ツール「Trello」内でカードとして公開されているので、興味がある方はそちらを確認してほしい。
『First Class Trouble』は2021年3月に早期アクセススタートを目指して開発が進められている。日本語への対応も行われるということで、日本人でも遊びやすくなるはずだ。
ライター/古嶋誉幸