さまざまな建築物から街に至るまでが多く制作されている『マインクラフト』で、インドネシアのAutomailEDチームが12月30日(水)、サイバーパンクをテーマにした「サイバーシティ」を制作、公開した。さらに2月3日(水)、『マインクラフト』公式サイト内で製作者がインタビューに応えた。
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本ワールドは約4ヶ月かけて、プロの『マインクラフト』ビルダーであるAutomailEDチームことMaggie Go氏(別名:AutomailED氏)とArchanee氏(別名:BlackWooz氏)のたったふたりで制作された。Maggie Go氏は建築学部の4年生とのことで、ロマンだけではない裏打ちされた建築にも頷ける。同チームは過去にも赤ずきんの物語をイメージした森や、映画『インターステラー』にインスパイアされた宇宙船や宇宙飛行士などを制作している。
画像1〜3枚目はマインクラフト公式サイト「Special Delivery」より、4〜6枚目は同サイト「To the Moon」より
「サイバーパンク」の象徴とも言えるネオンやホログラム映像といった細かいディティールだけではなく、インスピレーション元の「サイバーパンク2077」を思わせるような巨大で過密な建築によって見事に「サイバーパンク」を表現した圧巻のワールドになっている。
また、特定の色で「サイバーシティ」を表現するのではなく、なるべく多くのブロックを使用することで都市の複雑さを再現。その中でももっとも「サイバーシティ」らしさに貢献しているのは光源で、AutomailED氏は「私たちはさまざまな種類のガラスを使用して、街を生き生きとカラフルに見せています」と語っている。
今回のワールド作成は依頼を受けて制作するものではなく、特に急ぐ必要はなかったからこそ、自分たちの作品がほかの人々にインスピレーションを与え続けられるものにしたいとAutomailED氏は考えているそうだ。
ワールド配布は行っていないが、AutomailEDチームのPlanet Minecraftページからは「サイバーシティ」のより詳しい写真が見られるほか、同チームの過去の作品も閲覧できる。
画像はPlanet Minecraft内「Cyber City Minecraft Map」より