オランダに拠点を置くTeam Reptileは、現在開発中のシングルプレイ用アクションゲーム『Bomb Rush Cyberfunk』を2022年に発売すると発表した。
対応プラットフォームはPC(Steam)と「関連するすべてのコンソール」とのこと。ゲームプレイを紹介する最新トレイラーとスクリーンショットも公開されている。
『Bomb Rush Cyberfunk』はセガが2000年にリリースした『ジェット セット ラジオ』に強く影響を受けたアクションゲームだ。主人公はジェットパックを装備しており、街を滑るように移動しながら華麗なトリックを決めていく。
ポップなアートスタイル、ゲームプレイ、そして音楽と『ジェット セット ラジオ』の影響を受けた箇所は枚挙に暇がない。実際に同シリーズを象徴する“長沼サウンド”を作り上げた長沼英樹氏が、『Bomb Rush Cyberfunk』にも楽曲を提供している。長沼氏のツイートによると、このトレイラーに使われた楽曲は「GET ENUF!」というタイトルだという。
なおTeam Reptileはファンからライブストリーミングする際に問題となりがちな音楽の権利とDMCAによる削除への対策はあるかという質問に対し、「ストリーミングに使えない楽曲は使用していません」とTwitter上で答えている。
プレイヤーの目的はストリートで成り上がっていくことで、そのためにスライドやウォールランを使って街を駆け巡り、さまざまな場所にあるグラフィティスポットを目指す。街中にグラフィティを残して「REP」を稼ぐと、そのテリトリーを支配するクルーに挑戦することができる。
ゲリラ的にグラフィティを残す行為は現実でも「ボミング」(Boming)と呼ばれている。タイトルやグラフィティに含まれる爆弾の意匠はここから来ているのだろう。
また、華麗なトリックとグラフィティを組み合わせてコンボをつなぐと、スコアを稼ぐことができる。スコアはブーストパワーに変換され、スタイリッシュになればなるほど大きなブーストパワーで街中を走り回れる。クレイジーなコンボを決めれば、無限のブーストパワーを得られる「ボムラッシュモード」が発動する。
『Bomb Rush Cyberfunk』は2022年、PCと主要なコンソールでリリース予定。まだリリースまではしばらく掛かりそうだが、発売を楽しみに待ちたい。
ライター/古嶋誉幸