イギリスのパブリッシャーSold Outは、Auroch Digitalの開発するビール醸造シミュレーション『Brewmaster』を発表した。対応プラットフォームはPlayStationコンソール、Xboxコンソール、PC(Steam)。2022年に発売予定で、現時点では日本語の対応表記はストアページにない。
『Brewmaster』は、醸造法や素材の選定からネーミング、瓶詰め、ラベリングまで、ビール醸造のすべてを体験できるシミュレーションゲームだ。実際の醸造化学をシミュレーションし、実際の発酵プロセスにのっとって醸造は進むが、プレイヤーはすべてに精通する必要はない。
麦汁の入った鍋の中に比重計があっても気づかないようなまったくの初心者から、夢の醸造スペースを作りたいと思っている熟練のビール愛好家まで、醸造に興味を持つすべての人が楽しめるようになっている。
ゲーム内ではレシピに従うことも、自分でさまざまな素材を吟味することもでき、ホワイト、ブロンド、スタウト、IPAなど、現実でもおなじみのさまざまなビールが醸造できる。完璧なレシピを作り上げ、ビールの顔となるラベルをデザインし、大会で自分のビールの実力を測ることも可能だ。
ゲームにはストーリーに沿ってビール造りを進める「Brewmaster」モード、すべての器具や素材を使って自由に醸造する「サンドボックス」モードのふたつを搭載。Brewmasterモードでは、器具の使い方を学びながらスキルアップし、コンテストで名声を得ながら新しい器具を購入し、誰もが認めるおいしいビールを造るのが目標だ。キッチンテーブルで造るビールから、ゆくゆくは自分だけのブルワリーを持つことができる。
現実で許可を得ずお酒を醸造するのは日本では酒税法によりと違法となっているが、本作ならお酒が飲めない20歳以下のプレイヤーでもその体験を楽しむことが可能だ。2022年の発売をゆっくりと待ちたい。
ライター/古嶋誉幸