SIEジャパンスタジオにて外部制作部長およびシニア・プロデューサーを務めていた山本正美氏は4月1日(木)、新たな株式会社「EPIGRAsm(エピグラズム)」を3月31日(水)に設立したことを自身のTwitterアカウント(@camp_masami)から伝えた。
エイプリルフールにウソっぽくてすみませんが、昨日3/31に、株式会社エピグラズムを設立致しました。好きなことで生きていく、はこれまで十分堪能させていただきましたので、これからは、「好きな人と生きていく」を行動原理に楽しんでいきたいと思います。引き続きゲーム制作など色々と頑張ります! pic.twitter.com/U8J17Yourk
— 山本正美@SHUEISHA GAMES (@camp_masami) April 1, 2021
山本氏は、ダンジョン運営シミュレーションゲーム『勇者のくせになまいきだ。』シリーズのプロデューサーを務めたことで知られる。また、ゲームクリエイター発掘オーディション「ゲームやろうぜ!2006」や「PlayStation CAMP!」の主宰を担当し、錯視パズルゲーム『無限回廊』(2008)やサバイバルアクションゲーム『TOKYO JUNGLE(トーキョージャングル)』などの作品を世へ送り出した。
なお、SIEジャパンスタジオは組織再編の実施により、PlayStation 5向けVRゲーム『ASTRO’s PLAYROOM(アストロプレイルーム)』を手がけた「Team ASOBI!」へ4月1日(木)付けで編入されている。
再編発表の前後には、ホラーアドベンチャー『SIREN(サイレン)』でディレクターを務めた外山圭一郎氏や、アクションアドベンチャー『GRAVITY DAZE(グラビティデイズ)』のキャラクターデザインを担当した斎藤俊介氏など複数の著名なクリエイターが退社を明らかにしている。
山本氏自身も2月末日付けでSIEジャパンスタジオを退社しており、上記の流れへ続く形で今回の新会社設立に至っている。ツイートでは「引き続きゲーム制作など色々と頑張ります!」と設立への意気込みを語っているので、今後の動向にも注目したい。
ライター/ヨシムネ