イギリスに拠点を置くゲームパブリッシャーのNumskull Gamesは、同国のゲーム開発会社Bitmap Bureauの開発するアーケードライクな2Dアクションゲーム『バトルアックス』のSteamストアページを公開した。PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchでも発売予定。2021年春に発売予定で、日本語にも対応する。
『バトルアックス』は往年の名作アーケードゲームに触発された2Dグラフィックが特徴のアクションゲームで、最大ふたりで無数の敵を倒すハイテンションな戦いが楽しめる。見た目はアーケードアクション風だが、レベルアップや武器のアップグレード、手に入れた金貨での買い物などRPG風のシステムも搭載。とくに1985年に発売された見下ろしアクションゲーム『ガントレット』に影響を受けたとされている。
ゲームの舞台となるのは邪悪な魔女に支配された国「メルキア」。魔女は7年ごとに民衆の中から奴隷を選び、恐怖で彼らを支配していた。そんな闇の時代を終わらせるため、「エルフ」、「ウィザード」、そして「戦士」と3人の勇者が選ばれる。プレイヤーはそれぞれ能力の違う彼らのうちのひとりを選び、魔女の支配を終わらせるために戦う。
音楽は『ロックマン』シリーズなどの音楽を手がけた松前真奈美氏。2Dアートを手がけるのは1990年代からピクセルアーティストとして活動してきたヘンク・ニーボーグ氏。氏は『シャンティ -リスキィ・ブーツの逆襲-』や『魂斗羅デュアルスピリッツ』の製作に参加している。
なお彼らを招いてゲームを開発するBitmap Bureauは、現行機だけでなくメガドライブやドリームキャスト、ネオジオにも対応したアクションゲーム『Xeno Crisis』を開発したことで有名だ。同スタジオはKickstarterにて2020年に『バトルアックス』のクラウドファンディングを成功させ、2021年2月にゲームの開発が完了したことを報告した。
なめらかなアニメーションと美しい2Dピクセルアートが特徴的な『バトルアックス』は2021年春発売予定だ。ダウンロード版の価格は不明だが、パッケージ版は30英ポンドほどで予約を受け付けている。また、Kickstarterでは15英ポンド以上の支援でダウンロード版がリワードとなる。
ライター/古嶋誉幸