ソニーピクチャーズ・エンタテイメントは3DCGアニメ作品『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』の4K Ultra HDリマスター版を現地時間6月8日(火)に発売すると海外向けに発表した。価格は30.99ドル(約3400円)。4K+ブルーレイ+デジタルとなり、2枚組みとなる。
『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』は2005年に発売された3DCGアニメ作品。DVDとUMDで発売され全世界では400万本を突破する大ヒットを記録した。2009年には約30分の映像を追加、再編集をしてフルHDのコンプリート版ブルーレイが発売されている。
ストーリーはゲーム『ファイナルファンタジーVII』の世界から2年後。セフィロスがもたらした大破壊から立ち直りつつあった魔晄都市「ミッドガル」を、謎の厄災が襲う。「星痕症候群」と呼ばれるその病は、治療方法も見つからないまま次々と人々を死に至らしめていった。
この病に呼応するかのように現れた新たなる敵が出現。平和と引き換えに大事な仲間達を失い、深い自責の念に心を閉ざしていたクラウドは、眼前に迫った避けようのない戦いを前に思い悩む。長い葛藤の末、ついに戦いを決意するクラウド。敵の目的は何なのか、なぜ人々が病に倒れるのか。人知を超えた戦いの先に待ち受けていた真実が明かされる。
監督は野村哲也氏、シナリオを野島一成氏を務めているほか、クラウドを声優の櫻井孝宏さん、ティファを伊藤歩さん、バレットを小林正寛さんが演じている。
今回の収録内容も2009年に発売したブルーレイをベースに、4K Ultra HDリマスターとしてアップグレードしたもののようだ。
2022年配信予定のスマートフォン向けゲーム『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』には本作のストーリーが描かれることが発表済み。『ファイナルファンタジーVII リメイク』で改めて『ファイナルファンタジーVII』の世界に触れた人も、久々に後日譚のストーリーに触れてみてはいかがだろうか。
ライター/福山幸司