任天堂のインディーゲーム紹介番組「Indie World 2021.4.15」にて、世界で高い評価を得ているローグライクアクションRPG『HADES』の日本語版が発表された。対応プラットフォームはNintendo Switchで6月24日(木)発売予定。価格は税込2800円だ。
【更新 2021/4/15 11:20】 開発のSupergiant Gamesは、日本語版がすでにリリースされているPC版にも実装されることを弊社ライターの問い合わせよりTwitter上で明らかにしている。
※2020年9月に公開された日本語版『Hades』のトレイラー
『HADES』は、Supergiant Gamesが2020年に正式リリースしたローグライクアクションRPG。プレイヤーは地獄の世界を支配する、冥界の神「ハデス」の息子、不死身の王子「ザグレウス」が主人公だ。 ハデスの支配を逃れるため地獄から脱出を試みるザグレウスの行く手を、ハデスの刺客……という名目で邪魔する身内が阻む。ギリシア神話でおなじみのゼウスやアテナなど、名だたる神々もザグレウスを支援するために登場。彼らの力を借りて、ギリシア神話をテーマにした壮大な家出を成功させよう。
ゲームのスタート時に剣、弓、槍、盾、グローブ、銃など、個性豊かな武器からひとつを選んでダンジョンに挑戦。ローグライクゲームらしく死亡するとほとんどの進捗状況が失われるが、一部引き継ぎ要素も存在する。
アクションの評価も高いが、特に評価が高いのが繰り返しゲームに挑戦するローグライクのシステムと密接に絡み合うストーリーだ。父と子の対立だけでなく、さまざまなキャラクターとの関わり合いも大きな魅力になっている。ゴールデンジョイスティックアワードやThe Game Awardsなど、世界の名だたるゲームイベントで最高のインディーゲームの名をほしいままにし、英国アカデミー賞ゲーム部門(BAFTA Game Awards 2021)では最優秀ゲーム賞にかがやくなど非常に高い評価を受けている。そんな2020年最高傑作の1本が、ついに日本語版として遊べるようになる。
もともと2020年冬発売予定だったが延期。Indie Worldを進行するSOEJIMA氏が「すごく文字量の多いゲームで、日本語へのローカライズに時間がかかってしまったみたいです」と苦労を明かしている。
日本語版が待ち望まれてきた『HADES』はNintendo Switchにて6月24日(木)発売だ。
ライター/古嶋誉幸