ヴァイキングサバイバルゲーム『Valheim』で、今度は映画『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」を作ったヴァイキングが現れた。残念ながら劇中でも印象的だった赤い壁は、ゲームの仕様上再現が難しいということで木目調の落ち着いた見た目となっている。
『Valheim』に油屋を建築したのは、Redditユーザーのronchon氏。なんとクリエイティブモードを使わず、完全に通常のゲームプレイで作ったのだという。数週間にわたり資源を集め、何度も何度も遠征してコツコツ重ねた努力の結晶だ。
通常のゲームプレイでは、3階以上の建築物は物理挙動のために難しくなるという。どうやって通常モードでこの建築物を作り上げたのかという質問に対し、ronchon氏は「たくさんの鉄のはりと、平野バイオームにある石のモノリスを使いました」と答えている。通常、こうした巨大建築物にはクリエイティブモードを使い、無制限に資源を使うことが多い。通常モードで建築するのは難しいが、今回は努力すればできるようだ。
氏は『Valheim』に20ドルの価値があるのかという質問に対し、大きな建築をするとPCのパワーも必要になり、建築の仕組みに多様性と装飾がまだまだ欠けているとしながら、非常に革新的だと評価。「私にとっては20ドルの価値がありました」と答えている。
通常プレイでは2階建ての家を建てるのも意外と大変な『Valheim』だが、ここまで巨大となると、どれほど根気のいる作業か見当もつかない。神々が通う「油屋」は、北欧神話の世界でも神々をもてなすことになりそうだ。
ライター/古嶋誉幸