マイクロソフトは初代「Xbox」の登場から20周年を記念して、特設サイトと20年の歩みを記す記念動画を公開した。またハッシュタグ「#Xbox20」にて、SNSでXboxの思い出を募るという。
今年は Xbox 20 周年!
— Xbox Japan (@Xbox_JP) May 14, 2021
11 月に向けて、今からさっそくお祝いしよう! #Xbox20 pic.twitter.com/ykYQ5Wg9gK
家庭用ゲーム機であるXboxは、北米で2001年11月15日に発売、日本では2002年2月22日に発売された。とくに『HALO』シリーズが全世界で大ヒットしており、それまでFPSはPCゲームが中心だったが、本作ではコントローラーでもしっかりと操作できるようにチューニングしており、家庭用ゲーム向けのFPSを切り開いた。
またほかにも、50個のボタン、3本のレバー、3つのペダルを設置された巨大専用コントローラーを使って戦闘ロボットを動かす『鉄騎』など、こだわり抜かれたゲームも登場した。
2005年に発売したXbox 360は、対抗ハードのPS3よりも約1年早く発売し、ゲーム業界を牽引。日本でも『ギアーズ・オブ・ウォー』、『アサシンクリード』、『フォールアウト3』、『The Elder Scrolls IV: Oblivion』など、良質な海外のゲームを手軽に楽しめるようになった。
また『アイドルマスター』や『シュタインズ・ゲート』はXbox 360からヒットしており、後に人気シリーズとなる地盤を固めた。坂口博信氏が手掛けた『ブルー・ドラゴン』や『ロスト・オデッセイ』が楽しめるのも大きな魅力だった。
ほかにもXbox Live Arcadeは重要なプラットフォームとなり、インディーゲーム『Braid』などの傑作が登場。数多くの名作シューティングゲームなどが移植された。またゲームのやり込みによって解除される「実績」機能は、後のゲーミングプラットフォームのほとんど標準的なものとなった。
続いて2013年(日本では2014年)に発売されたXbox Oneは、最新ゲームが楽しめるだけではなく、Xbox 360用ソフトの後方互換を実現。のちにPC用に移植されているが、『Halo: The Master Chief Collection』や『D4: Dark Dreams Don’t Die』などが独占タイトルとして楽しめむことができた。
Xbox One X|Sでは、小型になっただけでなく、4K Ultra Blu-ray再生や4K映像のストリーミング再生に対応。当時の4K Ultra Blu-rayプレイヤーと比較しても破格の値段だったため、これを目当てに購入する人もいたほどだ。
そして2020年に発売したXbox Series X|Sは、過去3世代の後方互換に対応。特にXは、最大8K解像度をサポートするハイパワーを実現した。また本体の発売に先駆けてサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」が始まっており、豊富なゲームを定額で楽しめることとなった。最新ゲームだけではなく、Xbox Game Passと後方互換によって数多くのゲームを1台のゲーム機で楽しめることになったのは大きな魅力といえるだろう。
今回、公開された動画では約1分という短い時間ながらも、Xboxの歴史を凝縮。また初代Xboxの北米の発売月である11月まで各種グッズの発売、壁紙の配布、イベントなどのキャンペーンを随時行うとのことなので、チェックしてみてはいかがだろうか。