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格闘ゲームマンガ『ゲーミングお嬢様』で『ウマ娘』に続いて『壺おじ』回。その凶悪な難易度からeスポーツに共通する「成長への渇望」、「成功体験」を説く

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 格闘ゲームを題材にしているWebマンガ『ゲーミングお嬢様』にて、『ウマ娘 プリティーダービー』を紹介する回に続き、「壺おじ」こと『Getting Over It with Bennett Foddy』を彷彿とさせる「杯おじ」を紹介する回がはじまり話題になっている。

 少年ジャンプ+にて連載されている『ゲーミングお嬢様』は、原作を大@nani先生、作画を吉緒もこもこ丸まさお先生が担当する作品。日本屈指のお嬢様ゲーマー「eお嬢様」たちが集う超有名校・聖閣東芸夢学園を舞台に、格ゲーeお嬢様「祥龍院 隆子」が己の威信をかけて格闘ゲームを闘い続ける熱き物語だ。

 現在、『ゲーミングお嬢様』は作中の格闘ゲーム大会「EJO JAPAN」にて、数々の強敵とバトルが繰り広げられている最中。だが前回、突然『ウマ娘 プリティーダービー』を紹介がはじまり、続いて今回は『Getting Over It with Bennett Foddy』を彷彿とさせる「杯おじ」を紹介する回となっている。

 『Getting Over It with Bennett Foddy』とは、壺に入った男がハンマーを使って山に登るゲーム。マウスを使ってハンマーを引っ掛けるだけの癖のある操作なため、少しでも操作を誤るとたちまち山をすべり落ち、スタート地点近くに戻されてしまう。セーブポイントやチェックポイントもないため、非常に難しいゲームだ。

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(画像はSteam『Getting Over It with Bennett Foddy』より)
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(画像は[GAME39]ゲーミングお嬢様 – 大@nani/吉緒もこもこ丸まさお | 少年ジャンプ+はこちらより)
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(画像は[GAME39]ゲーミングお嬢様 – 大@nani/吉緒もこもこ丸まさお | 少年ジャンプ+はこちらより)

 そんな『壺おじ』を彷彿とさせる「杯おじ」だが、この凶悪な難易度からゲームにおける「成長への渇望」、「成功体験」を祥龍院隆子が説く内容となっており、はからずも『壺おじ』とeスポーツに共通点があることに気付かされる内容となっている。biim兄貴風にゲームのポイントを言語化しており、攻略の参考にもなりそうだ。

 読者からは「他人に努力で勝てるかは分からないけど、昨日の自分には努力で勝てるは名言」、「前週のウマ娘に続いてまさかの2週連続の閑話休題」、「いい話だった」と、自由な展開する『ゲーミングお嬢様』に突っ込みつつも、その内容に感心した人が多いようだ。

 なお『ゲーミングお嬢様』は次週からは通常の回に戻るとのことで、「EJO JAPAN」の熾烈な戦いが描かれそうだ。

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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